コンセント④

コンセント④

住宅メーカーまかせではダメ。きちんと自分たちで配線計画を練りましょう。なぜなら、担当者は、自分たちの家のことは分からないからです。平面図をもらって、使う予定の家電製品を付箋に書いて、使う場所に貼ります。その次はスマホで消費電力の確認。
こだわりふくろう
 

【今日のキーワード】
    イメージ ・ 余裕     

 

今回は具体的なコンセント計画の仕方についてです。

 

コンセントの計画については今まで3回にわたって様々な説明をしてきました。そのことを踏まえて、今回はどのようにコンセント計画をするのかをご説明します。

計画の仕方

まずは、具体的に使う家電製品をイメージをすることです。
頭の中で思い描くだけでは覚えきれないので、設計の担当者に家の平面図をもらってください。平面図をくださいと言えば簡単にくれるはずです。もしくは、PDFファイルでもらって書き込んでいくこともおすすめです。

こんな風に書き込んでいくと分かりやすいと思います。
除湿器やサーキュレーターなどの季節によって使うものもできるだけ書き込んでください。
そうすることで、必要なコンセントが分かりやすくなります。
個人的には、付箋に「冷蔵庫 400W」という風に書いて、使用したい場所に貼り付けてコンセント計画をたてました。
こだわりたいところは伝えないと分かってもらえないので、要望はきちんと伝えましょう。

 

余裕を持つ

特に注意しておかなければならない場所はキッチンです。キッチンで使う家電製品は、消費電力が大きいものが多いので、同時に使う場合をよく考えて配線計画を立ててください。
キッチンに次いで重要な箇所はテレビの周辺です。多い場合だと、テレビ、ブルーレイディスクレコーダー、HDD、スピーカー、ゲーム機、ビデオカメラなどを複数同時に使う場合がありますので、消費電力は大して大きくはないと思いますが、コンセントの差込口が複数同時に必要になります。

目立つ場所がこんな状態だとせっかくの新築が台無し・・・。

消費電力や設置場所は余裕を持って計算してください。ブレーカーが落ちないためにも必要なことです。

 

玄関や廊下にはコンセントはいらないと思ったけど、必要なときがあった・・・とか、家電製品を買い替えると消費電力が大きくなって、ブレーカーが落ちるようになった・・・とか後から後悔してもはじまりません。

 

容量的にも空間的にも少し余裕を持った方が、住み続けるうえでは使い勝手がいいと思います。
ここまでは、あなたの要望の伝え方のお話ですが、せっかく建築のプロの意見を聞くことができるのですから、、設計の担当者からのアドバイスもぜひ参考にしてください。

こだわりふくろう
 

今回はここまでです。