前回に引き続き、見学会のお話です。
一般的な見学会は、前回お話ししたモデルハウスと完成見学会です。
数は少なくなりますが、入居者見学会や構造見学会というのもあります。
ぜひ行ってみて、みなさんの家づくりに役立ててください。
入居者見学会 ・ 構造見学会 ・ 動画(Youtube他)
その住宅メーカーで家を建てた人のお宅に行って、実際に住んでいる人の話を聞くことができます。
大抵の場合は、その住宅メーカーで家を建てて良かったと思っている人が、入居者見学会に協力をしてくれています。
住宅メーカーからすれば、もめたお客様に入居者見学会の開催をお願いをすることはないと思いますから・・・。
住宅メーカーのいい点は聞けるとは思いますが、悪い点を聞くことはあまり期待できないでしょう。
実際に建築中の物件を見て、「この物件はこうなっているから構造がしっかりしている」とか、「この物件は耐震性能はあまり良くない」とは専門家でもない限り分かりませんよね。
では、構造見学会に行く目的は・・・
この2点が主な目的だと思います。
自分たち家族が住む家をきちんと知ると、納得して安心して住めるようになります。
しかし、これだけではせっかく行くのにもったいないです。
私なら・・・、
チェックします。くれぐれも片付いているといいという意味ではなく、片付いていないとダメという意味です。
建築現場は危ないので気を付けて行ってください。
特に、小さなお子さんは危ないので怪我をしないように注意しましょう。
動画で配信しているモデルハウス・完成見学会・入居者見学会・構造見学会があれば、自宅でお気軽に見ることができます。住宅メーカーの動画がある場合には、予習してから実際の見学会に行くことをおすすめします。予習してから行くと余裕ができるから、行ったときに気づくことが増えますし、質問する事柄を前もって用意できるからです。
家具がある場合とない場合では、実際よりも部屋が広く感じたり狭く感じたりする場合があります。
また、照明や内装材によっても感じ方は違ってきます。
見学会の担当者に広さを聞いたり、実際に計って広さを確認してみましょう。
見学会などで部屋の広さを何部屋か見て知っていくと、部屋の広さや巾が感覚的に分かるようになってきます。そうすると、思ったよりも広いときや狭いときには「何で感覚と違うのだろう?」ということになります。
思ったより広いときは、
①天井・壁・床の見える面積を大きくしている
②部屋全体の色数を少なくしている
③抜け感
これら3パターンでそう感じるのだと思います。
①②③を応用したり、組み合わせたりして、部屋を広く見せている場合が多いのです。
原因を考えてみると、あなたの家づくりにも役立つと思います。
部屋を広く見せる方法については、今後のブログで「部屋を広く見せる方法」をアップしようと思っていますので、興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
最後に、見学会は3社以上行くことをおすすめします。
3社以上行くと比較できて、住宅会社を知るご自身の物差しができるからです。
今回で見学会のお話は終わります。
次回からは、家づくりにでの「決め方」についてのお話になります。