【今日のキーワード】
メリット ・ デメリット ・ 間取りの種類
今回は☆印の部屋のお話です。
みなさんは画像の☆印の部屋を何と呼びますか?
ウォークインシューズクローゼット、ウォークインシューズクローク、シューズクローク、シューズインクローゼット・・・・、人によって変わるかと思いますが、プロの間でも「これが正解!」という呼び方はありません。
それでも呼び方を決めないと話が進みませんので、WI(ウォークイン=歩いて入れる)、S(シューズ=靴)のCL(クローゼット=物を収納する空間や家具)ということでWISCLになるところですが、長いのでWISC(ウォークインシューズクローゼット)ということでお話を進めます。この後からはWISCとだけ表記します。
まずは、当ブログで何度も使っている「メリットとデメリット」をあげていきます。
収納力 |
シューズクローゼット(靴箱)よりも圧倒的に多いです。 |
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すっきり |
玄関がすっきりと片付きます。 |
通気 | シューズクローゼット(靴箱)にするよりも通気しやすいので、履いた靴を乾かして臭いやカビ対策がしやすいです。 |
土間 | ベビーカーなどの雨や土がついたものでも置きやすいです。 |
建築費 | WISCの分だけ広くなるので、建築費が高くなります。 |
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間取り | 他の部屋を狭くする場合もあります。 |
臭い |
臭い対策も忘れずに。臭い対策をしていない家が多いような気がします。 |
間取りの種類は、大きく分けて2種類あります。また、間仕切りの仕方を変える方法が1つあります。
①ウォークスルー型
・玄関に靴を置かないことが可能で、一番すっきりとする
・動線計画をきちんとすれば便利
・出入り口が2か所必要
②ウォークイン型
・出入り口が1か所なのでその分壁が多くなり収納を多くとれる
※、下記の棚の配置参照
・靴が玄関に残る
間仕切りをカーテンやロールスクリーンで代用。
・来客時などの隠したいときだけ隠す
・建築費が一番安いパターン
・カーテンやロールスクリーン設置用の下地が必要
※、打合せのときに決めておかないと、工事の進み具合によっては取付けできない場合も。
扉を付けて目隠しにする方もいますが、コストダウンも兼ねて、おすすめはロールスクリーンです。普段は開けっぱなしにするし、来客時だけに使うのに扉ではもったいないです。
※、同じ間取りで棚の配置を変えた場合の比較です。
収納力 | 通路の広さ | |
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I 型 | ||
Ⅱ 型 | ||
L 型 | ||
U 型 |
今回は、大まかにWISCについてお話ししました。
今回だけを読んで「我が家もWISCにしよう!」と採用したら失敗します。
失敗しないために、次回のお話もぜひとも読んでください。
次回は、WISCが成功するための細かなお話になります。