家づくりはイメージが大事!

家づくりはイメージが大事!

朝と昼と夜、数年ごと、数十年後、イメージができると納得の家づくりができます。住んでからの失敗や後悔をしない家づくりを解説。
こだわりふくろう
 

今回は、「イメージすること」についてお話しします。

 

今日のキーワード

イメージすること ・ 時間 ・ 朝、昼、夜 ・ 老後

イメージすること

イメージすることといっても、新しい家に住んで、家族が笑顔で食卓を囲むことをイメージするのとは少し違います。時間をイメージすることです。
一日の朝と昼と夜を、今から老後までの何十年先までをイメージすることです。

 

1日の朝・昼・夜をイメージすること

ここでイメージするのは、その部屋を使う時間帯をイメージすることです。

 

例えば、住宅密集地で1階よりも2階の方が日当たりがいい場合。
1階を個室(寝る部屋)にして2階にLDKを配置すると、昼間に使う部屋が日当たりが良く、夜に使う部屋(日が当たらなくても差支えない)は日当たりが悪いという風になり、メリットとデメリットをいい具合に置き換える事ができます。

 

もう1つの例、夜に洗面脱衣所を使う場合。
年頃のお子さん(娘)が入浴中に、仕事で疲れて帰ってきたお父さんが洗面脱衣所に歯磨きに行くと・・・何とも気まずい・・・お子さん(娘)はしばらく話ししてくれないかもしれません。ここまでイメージができると、解決策は1つです。洗面所と脱衣所を分けることです。
イメージができたら、お父さんとお子さん(娘)との危機が1つ救われた?!かな!

今から老後までの何十年先までをイメージすること

ここで重要なことは、流行りに流されないということです。

 

流行りに流されるとどうなるでしょう?
今の流行りから未来のことをイメージすることは難しいですが、昔の流行りを見て今どう感じるか?を考えてみてください。下の画像は、今から20年~30年前の住宅で流行った出窓と帯クロスです。
今ではほとんど見られません。

出窓

窓が外側に出ていて、写真や花を飾るのが流行りました。

帯クロス

上下のクロスを変えて、間に帯のクロスを貼ったものです。

 

また、老後をイメージすることで危険を避けられます。

 

分電盤の配置についてです。
現在のお住いの分電盤は、どこに設置されていますか?おそらく、椅子に上らないと届かない高い場所だと思います。
今は問題なく使えているかもしれませんが、年を取って80歳になったあなたが、夜に停電になった時に、暗がりの中椅子を運び、椅子に上り、分電盤を開け、ブレーカーを上げる・・・イメージしてみてください。

 

危険です!!

 

解決策は、
椅子に上がらなくても届く場所に分電盤を設置することなのですが、低い位置に取り付けると、格好が悪いというデメリットがあります。
そこで、収納やウォークインクローゼットの中に配置してはどうでしょう。
可動棚の1段分を分電盤や懐中電灯などの場所にして、他の場所は収納にしてしまえば、デメリットも解消し、この危機も避けられて、一石二鳥です。
このように、今はまったく気にも止めていないようなことが、数年先では、困った問題になってきたりします。
数年先までイメージすることで、あなたの生活スタイルにあった素晴らしい家づくりができると思います。

分電盤を収納に配置した画像です。

(床から160㎝の高さに設置)

こだわりふくろう
 

大切なことについてのお話はここまでです。

 

次回は、「坪単価」について掲載していきたいと思います。