いっぱいあるトイレの決めごと①

いっぱいあるトイレの決めごと①

トイレを快適に使うためにも、1つずつ納得していろんなことを決めてください。意外と決めることはあります。トイレの種類・配置・広さ・数・窓・内装など・・・
こだわりふくろう
 

今回はトイレについてのお話です。
狭い空間ですが、意外と決めることはたくさんあります。毎日必ず使う場所なので、快適に使えるようにがんばって決めましょう。

 

今日のキーワード

いっぱいあります

トイレは、決めることや考えることがいっぱいありますので、各項目を手短にお話しします。

決めること①

種類

大きく分けると、2種類のトイレになります。

トイレ一体型

トイレと手洗いが一体のタイプ。
手洗いが遠いので小さいお子様は使いづらいかも!
※、換気が悪いと手洗いの背面の壁にかかった水が原因でカビが発生しやすい。アパートやマンションでカビているのをよく見かける。

タンクレスタイプ

手洗いが別に必要になるタイプ。
タンクが無いのですっきりとして広く感じられる。

トイレ一体型

タンクレス

フロートタイプ

タンクレスタイプを壁に取り付けて床から浮かせたタイプがフロートタイプになります。浮いているので掃除がしやすいです。体重制限が気になるところですが、耐荷重は200㎏くらいの商品が多いです。念のために、採用するトイレの耐荷重はチェックしておきましょう。

トイレットペーパーホルダー・リモコン

トイレットペーパーホルダーやトイレを操作するリモコンは、便座に座ったときに、手の届きやすい位置に設置しましょう。
現在お使いのトイレの距離を基準にして、「もう少し近め」「もう少し遠め」といった感じで決めると使いやすい距離が分かります。

 

配置

音と臭いに注意して配置を考えると、使いやすいトイレになります。
【例】
入り口を見えにくい場所にする
部屋とトイレの間に廊下か収納をはさむ
老後を考えて寝室の近くにする
階段下に配置するのも1つ
音対策に音姫・・・etc
※、2つのトイレを設置すると、1つのトイレを玄関に隣接させても、来客時にはもう一つのトイレを利用することができます。

 

トイレの数

おおざっぱに提案すると・・・

1つの場合

住む人の人数が1~3人
平屋

2つの場合

住む人が4人以上
2階建て

では、家族が3人以下で2階建ての場合はどうでしょうか?
リビングのフロアと寝室のフロアにそれぞれトイレが欲しいですよね?
悩みどころですが、間取りと予算に余裕があれば2つ設置した方がいいと思います。
また、来客人数が多い家庭の場合も、2つ設置した方がいいでしょう。

 

広さ

1畳くらいが多いようですが、予算や間取りにゆとりがあれば、老後を考えて1.5~2畳くらいにできれば安心です。
広くすると介護が必要になったときや、車いすでの使用が楽になります。

 

天井高

一般的には2.4mくらいの高さが多いですが、2.2mくらいにしても巣ごもり感があっていいと思います。
トイレは狭い空間ですので、天井高を3mとか高くしすぎると狭く感じやすいです。

以前の家は、トイレには必ずというくらい窓が付いていましたが、最近は窓を設置しない家が多くなっています。
理由としては、マンションやアパートは窓がない場合が多くて慣れている人が多いことと、シックハウス対策として、トイレに24時間換気を付けていて、24時間ずっと換気扇を稼働させているので、窓を開ける必要がないからだと思います。建築基準法により、家のどこかには24時間換気の設置を義務付けられていますので、臭い対策も兼ねてトイレによく設置されています。

設置する メリット 昼間は明るい・通気しやすい。
デメリット 費用が高くなる・断熱性能が落ちる。
設置しない メリット コストダウン・防犯上いい。
デメリット 昼間は暗い・換気しないとカビが発生しやすい。

窓を設置する際の高さは、床から1.5m以上に窓の下枠がくるように設置すると、外からの視線が気になりにくくなります。また、すりガラスにするとさらに気になりません。

窓あり

窓なし

ロールスクリーン

視線が気になる場合は、ロールスクリーンなどの目隠しを設置した方がいいです。
でも、案外、すりガラスで十分と言われる人は多く、私の経験上ではほとんどの人が「すりガラスのみ」です。窓が設置されたときに、工事現場に行って確認してみてください。
質問:外からトイレの中が見えたことがあります?

 

内装材

タイル 耐久性や汚れに強いが高価
CFシート 安くて汚れに強いが、経年で隅がすいたり、めくれたりしやすい
フローリング トイレや水廻り向けの品物もあるので要チェック
コルクタイル 温かみがあるけど、水がかかるとめくれてくることも
天井・壁 漆喰・ビニールクロス・ペンキなど様々なものがあり、ご自分の好みでいいと思いますが、水が跳ねる場所にはキッチンパネルやタイルがおすすめ

清潔に保つ秘訣は、座って用を足して、尿跳ねを防止することです。
お父さん! 守ってください!

こだわりふくろう
 

今回はトイレのお話でしたが、長くなりますので次回に続きます。