収納いっぱい!納戸のポイント①

収納いっぱい!納戸のポイント①

家をスッキリと広く使うには、納戸がおすすめです。大きいモノ・季節モノなど納戸をかしこく使って収納上手な家づくりのポイントのお話。
こだわりふくろう
 

【今日のキーワード】

 2つのルール ・ 空間を有効活用 ・ 収納率の落とし穴  

 

今回は、小屋裏収納のお話です。
デッドゾーンを収納に使えますし、上手に活用すれば収納以外にも使い道があります。
今回は、納戸のお話です。
大きなモノや季節物など、どこにしまっていいか分からないモノをまとめて収納するのに便利です。

 

①納戸のメリット

家を広くスッキリと使うために、納戸はおすすめです。LDKや子供室・寝室などの居室を少し狭くしてでも納戸を作ると、モノが散らかりにくくなるので、部屋が広く感じられます。

 

②納戸の種類

人が入れるウォークインタイプと、人が入れないクローゼットタイプの2種類あり、それぞれにメリットとデメリットがあります。

ウォークインタイプ クローゼットタイプ
メリット

まとめて1か所に収納できる
収納量を大きくできる

奥行きがあまり必要なく、1Fと2Fに分けて作るなど、間取り計画がしやすい
通路部は廊下になるので無駄なスペースがない

デメリット

間取り計画がしづらい場合がある
通路部のスペースに収納できないので無駄なスペースができてしまう
クローゼットタイプよりもコストアップしてしまう

建具代がコストアップにつながりやすい
(建具をロールスクリーンに変更すると通気性がよくなり、結露やカビ対策に)

③設置場所

・階段下のデッドスペースを有効活用する
・廊下やスペースが空いたところを納戸にする
・吹き抜けをやめるか減らすなどして納戸にする
・クローゼットタイプは廊下がおすすめ!
モノの持ち運びが便利になる。できれば、1Fと2Fにあると、使う場所にあわせて収納できるので便利に使える

④サイズ

タテ・ヨコ 家族構成や収納するモノの量によって、このサイズがいいというのは変わりますが、ウォークインタイプだと170㎝×170㎝は欲しいところ。
天井高 最低でも240㎝は欲しくて、高ければ高いほど収納量が増え使いやすいし、スキー板・釣り竿のような長いモノの収納がしやすくなる。
奥行 クローゼットタイプの場合は、奥行きが80㎝くらいが多いけど、小さなモノしか収納しない場合は、50~60㎝でも大丈夫!奥行を小さくするほど廊下のスペースを広くとりやすい。

⑤建具

3連戸か折れ戸だと開口部が広くなるし、高さも高いほどよく、大きなモノの出し入れがしやすくなるけど、コストアップしてしまいます。解決策は、ロールスクリーンやカーテンにするとコストダウン+通気でカビや虫対策にもなります。注意点は、窓を開けて通気すると、ロールスクリーンが揺れて壁にあたり「カタカタ」と音がすることがあります。

⑥内装材

一番多く採用されているのはビニールクロス。コストダウンしやすく、見栄えのいい内装材です。
DIY好きなら、構造用合板やコンパネ仕上げにしてもいいと思います。構造用合板やコンパネだと少々のキズが目立ちにくいです。ネジ止めしやすい材料なので棚を作ったり、有効ボードを好きなサイズにカットしてビス止めすることも可能です。ただし、その場合は、電気の線や水道の配管などの位置を避けないと火事や漏水の心配がありますので、図面に電気の線や水道の配管が通っている場所を記載してもらいましょう。
また、プラスターボードのままでクロスを貼らないでコストダウンする方法もありますが、キズが付くと中の石膏の白い粉がでてくるのでおすすめしづらいです。

こだわりふくろう
 

今回のお話はここまでです。