家づくりの第一歩!見積りの仕方を決めること

家づくりの第一歩!見積りの仕方を決めること

住宅メーカーを決めるのは待って!まずは、家づくりのときに見積りに期待するのは何?1社見積り・比較見積り、プラン提案型・プラン統一型。あなたの家づくりに合った見積り方法は?
 

こんにちは「理想の家づくり」の福来朗です。
今回は、見積りについてのお話です。
この順番でするのが正しい家づくりの順番です。ほとんどの方が、この順番を知らずに何となく見積りをして、住宅メーカーを決めているように思います。

 

今日のキーワード

期待 ・ 1社見積り ・ 比較見積り ・ プラン提案型 ・ プラン統一型

見積りの種類と特長 ①

見積りの前に知っておくこと!

全てのパターンの見積りの仕方に言えることです。

見積りについて

要望を伝えて、建築プラン(間取り図など)と見積書を作成してもらいます。

予算について

予算オーバーにならないように気を付けている人は多いですが、メンテナンス費用に気を付けている人は少ないように思います。予算内には収まったけど、ローンの支払い中に高額のメンテナンス費用がかかるようになった話もよく聞きます。屋根の塗装や葺き替え、外壁塗装などです。
・予算内に収めるために建築費を重視するのか?
・予算を多少オーバーしてもメンテナンス費用も考えたトータルコスト(建築費+メンテナンス費用)を重視するのか?
特に、屋根や外壁を決める際には意識しておいてほしいところです。

見積りの注意点

受注するために安く見せた見積書に注意してください。家を建てるのにかかる工事費は、本体工事費(建築費)と諸費用(印紙代、保険料など)と付帯工事費(給排水工事など)に分けることができます。

注意点①

そもそも見積書に入っていない。
一般的な見積書は、本体工事費(建築費)と諸費用(印紙代、保険料など)からなり、付帯工事費(給排水工事費など)は見積書の明細や金額には含まれていません。
給排水工事(給排水管を敷地内を通って建物まで引き込む工事)は、一般的には付帯工事費ですが、照明、カーテン、エアコン、地盤調査費などは各社によっては、全く計上していなかったり、項目によってはとりあえず○○万円とおおよその金額を設定して、契約後に詳細を決めてから精算したりする場合があります。

注意点②

当社標準品、弊社推奨品に注意。
安物ばかりで見積もっていて、契約後に変更するとものすごく追加費用が掛かる場合があります。見積り品をきちんと把握しておきましょう。

見積りに何を期待する?

さて、ここからが本題です。
みなさんが家づくりをする際には、ほとんどの人が見積りをして納得がいくと、その住宅メーカーに建築工事を依頼すると思います。しかし、みなさんは、何を期待して見積りを依頼するのでしょうか?
・「建てたい家は決まっているから、建築費の把握に!」
・「要望を伝えて、提案を受けて、そこから決めたい!」
・「希望をかなえつつ、少しでも費用を抑えたい!でも、家の品質はきちんとして!」
おおまかには、この3つでしょうか?
では、どういった見積りをするとそれぞれの期待通りになるのでしょう?

 

見積りは大きく分けると2種類あります。
住宅メーカー1社だけにする「1社見積り」と複数の住宅メーカーにする「比較見積り」、比較見積りをさらに2つに分けると「プラン提案型比較見積り」と「プラン統一型比較見積り」に分けることができます。

 

具体的にそれぞれの見積りについて簡単にまとめた表です。

①1社見積り 比較見積り
②プラン提案型 ③プラン統一型
期待 費用の把握 各社の提案を受ける 価格競争
特長 ほぼ依頼先が決まっている 要望以外の発見がある 設計完了→見積りの順
メリット

無駄がなく早い
(業者選び→見積り→依頼)

費用以外の提案を比較できる
業者決定まで無駄が少ない

完成する家を先に決めるから純粋な価格競争ができる
デメリット

ボッタクリの心配
予算オーバー→やり直し

利益を確保しての見積り
品質を下げる競争の心配

手抜き工事の心配
注意点

信頼できる住宅メーカー?
十分な予算が必要

見積りの内容が理解できる?
工法や材質の比較が必要

設計者が現場監理をして、手抜き工事を防止

表を見て自分はどれかな?とおおよそでいいので候補を挙げてみてください。

こだわりふくろう
 

次回から、それぞれの見積りについて詳しくお話ししていきます。