ファミリークローゼット ③
部屋をおしゃれにすることばかりを考えていると思わぬ失敗も!
今回は、ファミリークローゼットで着替える場合の注意事項についてです。
照明の色 ・ 照明の種類 ・ 壁の色
部屋をおしゃれにすることばかりを考えていると、思わぬ失敗をすることになります。
快適に洋服を選んだり、収納したりできる空間づくりをしましょう。
照明の色については大きく分けると・・・、
電球色 | オレンジ色がかった温かみのある光 |
---|---|
昼白色 | 自然の光に近い光 |
昼光色 | 青みがかったさわやかな光 |
があります。
下の画像を見てもらうとわかると思いますが、色味が違って見えます。
電球色
昼白色
昼光色
特に白い服だと、白・アイボリー・ベージュなどの細かな色の違いが分かりにくくなります。
ベージュのシャツを選んだつもりが、白色のシャツだった!
白色を選んだつもりが、アイボリー色だった!
微妙な違いですが、気になる方は気になると思います。
おすすめは自然な光に近い昼白色がおすすめです。
微妙な色の違いがきちんと分かりやすい照明です。
おすすめはダウンライトです。ダウンライトと他の照明との違いは、天井から出っ張っているかどうかの違いです。
先の照明の色の画像を見てもらうと分かりやすいのですが、天井近くには箱やカバンを置くことが多くなりやすいです。箱やカバンを出し入れする際に、照明が出っ張っているとあたったり、出し入れがしにくかったりします。そこで、出っ張っていないダウンライトにすると、干渉しなくなります。
照明と同様に壁の色によっては、服の色が少し違って見えることもあります。
お客さんが入る部屋ではないので、思い切って派手な柄物や色のついたものを選ぶ場合もありますが、おすすめは白色です。服の背景を白色にすると、微妙な色の違いを比較しやすくなります。限られた空間に、アウターやシャツなど様々な服を収納してごちゃつきやすくなるのに、壁のクロスが主張する色・柄物だと、さらにごちゃつきやすいです。
色を変えるなら、天井がおすすめです。服の背景になって服選びの邪魔をすることもないからです。おすすめは、ずばり木目調のクロスです。床が茶系の色の場合は、床よりも天井を1トーン濃い色にしてください。スターバックスでよく採用されているおしゃれなテクニックです。
照明と壁の色は気にしてくださいとお話ししてきましたが、床の色は気にしなくてもいいと思います。
工事現場を見ていると、壁が仕上がってフローリングを傷つけないように養生しているときと、養生を撤去してフローリングが濃い色だったときとでは、壁の色が少し変わることがあります。日差しが床に反射して壁の色に影響しているからです。でも、ファミリークローゼットの場合だと、窓が小さい場合が多いですし、床が見える面積が小さいので日差しの影響は気にしなくてもいいくらい小さいと思うからです。
今回は、「色」についてまとめてみました。
次回は、ファミリークローゼットを採用する場合の注意点についてお話しします。