天窓
よく知って、デメリットの対策を
寒くなってくると、寒いのはいや!暖かいのがいい!ですよね。そこで、増えてくることが、
・カーテンの採用 ・暖色を選ぶ ・天窓を採用 です。
でも、ちょっと待ってください。それぞれ、メリットもあればデメリットもあります。
今回は、天窓について詳しくお話をします。
暖かいと暑い ・ 明るいとまぶしい ・ 対策
「天窓を付けると明るくなるから天窓を付けよう!」 「日差しが差し込むと部屋が暖かくなる」
このような考えだけで天窓を付けると、「こんなはずじゃなかった。」
となりますので、天窓のメリットとデメリットをきちんと理解したうえで天窓を付けるかどうかを決めてください。
メリット |
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冬は暖かい |
デメリット | 対策 |
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夏は暑い | 遮熱の複層ガラス、ブラインドの設置 |
まぶしい | ロールスクリーンやブラインドの設置 |
掃除 | 外側からの掃除は危険、業者に依頼を! |
雨音 | リビングや寝室などの音が気になる部屋には付けない |
結露 |
換気、仕上げ材の考慮、24時間換気、除湿器、室内干しをしない、サーキュレーターを活用する |
日焼け | UVカット付きのガラス、UVカット機能があるガラスフィルムを貼る |
雨の吹込み | Ykkapには雨を感知して窓が閉まる吹き込みセンサーがついて、自動で閉まる窓がある |
雨漏り |
メンテナンス・・・天窓の周囲の掃除 |
寿命 | 交換・・・約20年~30年程度で交換しないと雨漏りのリスクが高まる |
太陽光発電 | 太陽光発電を屋根に設置する場合は天窓との兼ね合いが出る |
天窓には、窓が開く開閉式と、窓が開かない固定式があります。
固定式を選んでしまうと通気ができなくなり、特に画像のように煙突状の先に窓があるような場合は、熱気は上部にこもりやすいので冬は結露の原因にもなります。
天窓のおすすめの設置場所は、方角でいえば北か東、特に北側は直射日光が入らないので暗くなりやすいですが、天窓からの柔らかな光で部屋中を明るくすることが可能です。部屋でいえば、キッチン・玄関・廊下・サニタリールームなど比較的音が気にならない部屋です。
南面のリビングに天窓を設置した結果、
・夏は暑すぎるうえに光熱費がすごいかかる
・雨が降ったらテレビの音が聞こえずらい
ということは、よくあることなので天窓を採用するときは、デメリットも把握したうえで採用してください。
【参考】
天窓ほど明るくはならないのですが、室内用の間仕切りに設置する窓や室内用のドア、玄関ドアには採光が採れるドアもありますので、ぜひ検討してみてください。
今回はここまでです。