可動棚vs固定棚 可動棚と固定棚の選び方と注意点!

可動棚vs固定棚 可動棚と固定棚の選び方と注意点!

可動棚と固定、どちらが正解?選び方は?答えは耐荷重と棚の位置を変える?だけ!棚を決めるときの注意点もお話しします。
こだわりふくろう
 

こんにちは「理想の家づくり」の福来朗です。

 

今回は、可動棚と固定棚のお話です。
収納の打合せのときに、可動棚にする?固定棚にする?で悩みますよね。どちらにするかは決め方があります。大事なポイントは2つだけ!

 

今日のキーワード

耐荷重 ・ 可変性 ・ 注意点

特長と選び方

可動棚か固定棚を選ぶときに1番重要なのは耐荷重です。
(耐荷重については、メーカーのHPやカタログで耐荷重についての記載がありますので確認が必要です。)
耐荷重で、可動棚にしたくても固定棚しか選べないようなら固定棚の一択です。
耐荷重がどちらの形式にしても大丈夫で、棚の位置を変えないのであれば固定棚。変えるかもしれないけど変えないかもしれないと、あやふやな場合は可動棚がおすすめです。

耐荷重 棚の位置 奥行
可動棚 軽い 変えられる 浅い
固定棚 重い 変えられない 深い

可動棚の支持タイプ

可動棚は棚を支持するタイプが2つあります。

背面支持タイプ

背面から棚を支えるタイプ
背面に壁が必要で、比較的どこにでも設置できる。
棚を支える金具が邪魔になることもある。

側面支持タイプ

側面から棚を支えるタイプ
棚の両サイドに壁が必要で、背面支持タイプに比べると設置場所に制限がある。

 

決める時期

工事が始まる前の打合せの段階で、どこにどのタイプの棚を設置するかを決めることをおすすめします。
必ず、取付用の下地を設置してもらってください。

おすすめの場所

固定棚

クローゼット・・・棚の下にハンガーパイプを設置して、棚の上には小物
押入・・・布団などの大きくて重いもの
納戸・・・ストーブや扇風機、ひな人形や五月人形などの重いもの

 

可動棚

パントリー・・・食料品など
キッチン背面・・・コップやお皿などの見せる収納として
脱衣所・・・タオルや下着類など

収納・・・小物や薬箱や取扱説明書など

※、ルンバなどのロボット掃除機を階段の1段目の下に設置される方もいますが、最近は充電器だけでなくダスト容器が備わっているものもあり、高さが高くなっていますので、今後のことを考えると、収納の床にロボット掃除機を、その上を可動棚にすることをおすすめします。(コンセントの設置を忘れないで!)

シューズクローゼット・・・靴や小物

※、ほとんどの場合、棚の背面はビニールクロスや漆喰で仕上げています。そうすると、靴が背面にあたると壁が傷ついたり汚れたりします。そこで、汚れ対策、キッチンボードをおすすめします。傷つきにくく汚れても拭き取りやすいです。

 

固定棚+可動棚

クローゼット…画像のように組み合わせることも
シューズクローゼット・・・靴や小物の他に、服や傘を吊ることも

※、メーカーによって様々な組み合わせができるので、HPやショールームで見て決めてください。

注意点 1

固定棚の位置は指定できるので、設置場所だけでなく設置高さも指定してください。特に、棚+ハンガーパイプの場合は使う人によって最適な高さが違います。
我が家の場合は、棚の高さを175㎝と185㎝に指定しました。

注意点 2 側面支持タイプの可動棚にルーターやHDDなどの電化製品を置く場合は、2㎝くらい背面の壁と棚をすかすと、コンセントから配線を通せて便利です。
注意点 3 壁の位置は一般的には91㎝ピッチで配置するのですが、奥行きが40㎝しかいらない、60㎝しかいらないといった場合は、壁をずらせないか担当者に聞いてみてください。奥行きが減った分だけ室内が広くなります。
注意点 4

可動棚の金具の色と棚の枚数
金具の色が選べる場合があります。壁の色に合わせて目立たせないように!とか、あえて目立つ色でおしゃれに!といった具合に自分好みの金具の色を検討してみてはいかがでしょうか?
棚の枚数は、2枚ずつのセットの場合があります。そんなときに「5枚にしてください。」と言ってしますと、余った1枚を捨てられることもありますので、セット販売か1枚ずつかを確認し、余る場合は仮に6枚で設置してもらうと、今は5枚しか必要なくても「やっぱり6枚必要になった。」という場合にも対応できます。

注意点 5 収納場所に有効ボードを設置してさらに収納力アップ!も検討してみてください。
補足

住み始めてから可動棚をDIYする場合
背面支持タイプの可動棚をボードアンカーで固定するときは要注意です。
テコの原理で、壁が破損しやすくなりますので、くれぐれもボードアンカーの耐荷重にゆとりをもつか、重いものはなるべく下部に置くようにしてください。

こだわりふくろう
 

今回のお話は、ここまでです。