ファミリークローゼット ⑤

ファミリークローゼット ⑤

どうしてもファミクロができないときの妥協案のお話です。1Fにファミクロができない、四角く部屋ができない、、、などの解決方法は「廊下収納」です!
こだわりふくろう
 

今回はファミリークローゼットと通常のクローゼットの折衷案についてお話しします。

 

今日のキーワード

廊下収納

ファミリークローゼットは無理だけど・・・こうすれば!

ファミリークローゼットは、1階に設置する場合が多いと思いますが、
どうしても1階には配置できない。
でも、少しでも家事動線を短くしたい。
そんな場合の折衷案として、廊下収納を提案します。

廊下収納

このような間取りです。

   通常の間取り

      廊下収納

子供室は0.5畳減りますが、デッドゾーンが減っただけなので使い勝手は変わらないと思います。
こうすると、1回1回子供室に入ってから収納する作業が、廊下でできます。
通気と建具の削減はできなくなりますが、家族が着替え中にうっかり入ってしまう!というアクシデントは起こらなくなります。
ここで、1番大事なことは、建具を両開きにすると他の人が通れなくなるということです。
折れ戸か引き違い戸がおすすめです。
引き違いの場合は少し高くなりますが、2枚の引き違いよりも3枚の引き違いがおすすめです。2枚の場合は、中央部の使い勝手が悪くなりますが、3枚にすると大丈夫です。折れ戸は、左右固定式と左右に移動式がありますが、左右固定式だと両端が使えなくなるので要注意です。
参考までに、建具のメリットとデメリットを比較するとわかりやすいと思いましたので、表にまとめました。

値段 使い勝手 通行 耐久性
開き戸                
折れ戸                
引き違い戸(3枚)                

 

廊下収納は家事動線が短くなるというメリットもありますが、デメリットもあります。暗くなりやすいことです。天窓や窓の配置をうまく工夫してみてください。

補足

ファミクロ内の収納家具についてです。きちんと据付家具にするのもおしゃれで使い勝手がよくていいと思います。しかし、この方法は難しいです。理由は2つ。1つ目は持っている洋服をぴったりと収納家具に納められるか?ということです。2つ目は可変性が無いということです。将来的に服が減った場合はいいのですが、増えるとどうしようもないことになるからです。まして、子供が巣立った後は使い勝手が悪いです。おすすめは、枕棚+ハンガーパイプを建築工事でしてもらって、クリアボックスなどを買い足して置く方法です。こうすると、不足があれば買い足せますし、子供が巣立った後は広いスペースがあくので、扇風機やこたつ、布団などを置く収納としての場所に変更することができるからです。

こだわりふくろう
 

今回で、ファミリークローゼットのお話はお終いです。
後悔のないファミリークローゼットをおつくりください。