ファミリークローゼット ①

ファミリークローゼット ①

ファミリークローゼットの勘違い!家族全員の洋服を収納。実はクローゼットを各部屋に作ってかしこく使い分けすることもできます。まずは、オールインワンか使い分けかを決めてください。
こだわりふくろう
 

こんにちは「理想の家づくり」の福来朗です。
今回は、今流行りの「ファミリークローゼット」についてです。

 

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使い方を決める

ファミリークローゼットの使い方

人気のファミリークローゼット!
あなたならどう使いますか?
まずは、ファミリークローゼットの使い方を決めてください。使い方によって、間取り計画や収納するための家具をどうするか?が変わってきます。なんとなく、家族の衣類を1か所に集めたウォークインクローゼットを想像しがちですが、実際このように使うのは少ないように思います。
1FにLDK・洗面脱衣室・浴室・ファミリークローゼットを配置すると、1Fが広くて2Fが狭くなりバランスが悪くなります。また、使い勝手の問題も出てきます。この2つの問題を解決するために、ファミリークローゼットとクローゼットを併用する場合が多いです。

 

① 全部タイプ

家族の全ての衣類を1か所にまとめるタイプです。ファミリークローゼットという名前の通り、このタイプをイメージする人は多いと思います。
一か所にまとめると家事楽にはなりますが、家族全員の衣類をファミリークローゼットで収納しようとすると、どうしても広い部屋が必要になります。しかも、家事動線をよくしようとすると、1Fには玄関・LDK・浴室もあるので、2Fに比べて1Fが広くなりやすく間取りが難しくなります。

【設置例 A】

シューズクローゼットとファミリークローゼットをくっつけて、家族全員の靴と衣類を1か所に集めます。

帰宅後に、アウターを掛けて、ルームウェアに着替えてリビングへという一連の動作を1か所で。

この場合は、シューズの臭いが衣類にうつらないためにも、窓を開けるか換気扇を付けるかして臭い対策をしてください。

② 使い分けタイプ

ファミリークローゼットとクローゼットに、それぞれ収納するものを決めておいて使い分けるタイプです。
このようにすると、ファミリークローゼットに収納するモノが減らせられますので、広くなりすぎてしまいがちな1Fの面積を少し減らすことができます。

【設置例 B】

ファミリークローゼット・ランドリールーム・脱衣室をくっつけて、家事動線を最短距離にした間取りです。

ランドリールームで衣類の乾燥+服をたたむようにすればさらに家事楽な間取りになります。

この場合は、普段使いの衣類を収納するようにしておくと便利です。

【設置例 C】

シューズクローゼット・ファミリークローゼット・洗濯脱衣室をくっつけて、多方向からファミリークローゼットに入れる間取りです。

帰宅すると、シューズクローゼットにアウターを収納し、ファミリークローゼットでルームウェアに着替えリビングへ。入浴時には、ファミリークローゼットで下着をとり、洗面脱衣室へ。

BとCでは衣類収納はファミリークローゼット、着替えるのは隣の洗面脱衣室というようにすれば、着替え渋滞や娘が着替えてて、お父さんがばったり入って嫌われるという事故も防げます。

こだわりふくろう
 

今回は、ファミリークローゼットのタイプには、大きく分けて2つあることをまとめてみました。2つあることを知ったうえで、次回以降のお話を読んでいただくと、間取りや部屋を考えるうえでより役立つと思います。
次回は、ファミリークローゼットのメリットとデメリット・家事動線についてお話しします。