リビング収納のすすめ!メリットと作り方

リビング収納のすすめ!メリットと作り方

片付く家づくりは「リビング収納」から!リビングが片付かない家は、家全体が散らかりやすいです。「使う場所に収納する」が片付く家づくりの鉄則です。
こだわりふくろう
 

こんにちは「理想の家づくり」の福来朗です。
今回は、リビング収納のお話です。

 

今日のキーワード

とりあえず・・・ ・ 隠す収納が基本 ・ 見せる収納は見た目が一番 

なぜリビング?

片付く家づくりの第一歩は「リビング収納」から!
片付かない家の典型的な例は、家族で長く居るリビングダイニングが片付いていません。一番長く居る場所が片付いていないと、他の部屋も片付いていないという家は多いです。反対に、リビングダイニングがきれいな家は他の部屋も片付いている場合が多いです。
それではなぜ、リビングダイニングが片付かないのか?というと、リビングダイニングの収納を考えていない家づくりをしている人が多いからです。モノは、「使う部屋に収納する」が片付く家づくりの基本ですが、長く居るリビングダイニングに、収納が無かったり少なすぎたりする家が多いのです。
リビングで使うものはリビングに収納すると部屋も片付き、急な来客時にも慌てなくてすむようになります。

リビング収納をすすめる理由

理由① 部屋が片付く

片付く家づくりの鉄則は、使う部屋に収納することです。
収納場所が近いときちんと片付けますが、遠いと「とりあえず、ここに置いておこう」となります。この「とりあえず・・・」が散らかる家の始まりです。家が完成して収納場所に困ると、3段ボックスなどの家具を後から置くようになります。後から置く=想定外→すっきりと片付かない部屋の出来上がりとなってしまいます。また、家具を置くと家具の周辺にホコリがたまるし、掃除がしにくくなります。特に、家具に脚が付いていないと、家具の裏側にホコリがたまったり、湿気がたまりやすくなってカビが発生したりしやすくなります。

 

理由② 部屋が広く感じる

部屋のいたるところに家具などのモノを置くより、リビングを0.5~1畳くらい狭くしてでも、収納場所をきちんと作って1か所にまとめた方が部屋が広く感じます。

 

理由③ 使い勝手がいい

「リビングに使うモノはココ!」と決めておくと、モノを探すのが楽になります。また、使ったものを使った部屋で収納する方が使い勝手もいいです。

 

収納するモノ

リビングやダイニングで使うモノ全てです。
(例)
家電製品などの取扱説明書・赤ちゃん用品・薬箱・ロボット掃除機の基地・ペット用品・ケーブル・
掃除道具・新聞や雑誌の収納・裁縫道具など・・・
ブルーレイディスク・外付けHDD・ルーター
掃除機・コードレス掃除機・ロボット掃除機など・・・

収納場所の作り方

隠す収納が基本

隠す収納の最大のメリットは見た目を気にしないで、ひたすら収納することを考えられるからです。
収納に便利なのは可動棚です。家づくりのときに棚の位置や枚数をきちんと決めるのは不可能に近いですが、可動棚は棚を思ったよりも1・2枚多くしておけば使い出してから調整できるし、将来的に棚の枚数が追加で必要になっても大丈夫だと思います。

作り方①:クローゼット

奥行50㎝くらいでたいていのモノは収納できます。念のため収納したいモノをチェックしてみてください。
可動棚が便利ですし、ブルーレイディスクレコーダー・外付けHDD・ルーターや、ロボット掃除機の基地、コードレス掃除機などの電化製品を置く場合は棚の後ろを1~2㎝くらいすかすと配線が後ろ側でできて便利です。コンセントの設置を忘れないでください。コンセントの場所は床から20㎝くらいがいいでしょう。

作り方②:小上がり収納

小上がりを作る場合は、段差分の空間を活用して収納を作ってください。収納はキャスター式にして引き出すようにすると、より空間を生かした収納が作れます。

作り方③:キッチンの正面側に収納

キッチンの奥行が少し長くなりますが、キッチンの正面側に収納があるものがあります。食器や薬箱などを置くのに便利です。奥行きはおおよそ20~30㎝が多いです。

作り方④:壁面収納

壁の厚みを生かした収納です。奥行きは壁の厚みよりも少なくなり10㎝前後です。建材メーカーでさまざまな壁面収納商品がでていますのでチェックしてみてください。こまごましたモノの収納に便利です。

 

難しいけど見せる収納

見せる収納は、その名の通りに「見せる」が1番目に、「収納」が2番目にあるように、見た目が一番です。収納量は期待しない方がいいでしょう。TVの周囲・リビング階段の下・デッドゾーンなどを活用してください。また、ニッチを作ってもいいでしょう。インターホンや給湯器リモコンの設置やカギをかけるなどにニッチは活用できます。さまざまな建材メーカーで棚や収納の商品があるのでチェックしてみてください。ただし、ホコリがたまりやすいので掃除が大変ですし、食器を飾る場合には、食器にもホコリがたまりますのでご注意ください。

収納のポイント

ポイント①

細々したものは、ジャンルごとにボックスにまとめるとスッキリと片付きます。セリアやニトリなどでおしゃれなボックスはいっぱいありますので役立ててください。

ポイント②

たまに、リビングにハンガーラックを設置する家がありますが、片付かない家への第一歩です。春になってもダウンジャケットを吊っている家を見たことがあります。外出時に使ったアウターは、シューズクローゼットや玄関収納に吊った方がいいです。花粉の多い季節だと、リビングや他の部屋に花粉をもちこまないですむからです。

こだわりふくろう
 

今回のお話はここまでです。