新築工事の現場見学。危険もいっぱい!

新築工事の現場見学。危険もいっぱい!

期待がふくらむ家の工事。始まったら見に行きたくてうずうず。でも気を付けてください。現場には危険なものも置いてあります。
こだわりふくろう
 

こんにちは「理想の家づくり」の福来朗です。
今回は現場見学の仕方についてのお話。

 

今日のキーワード

見に行きたい ・ お世話になります 

現場見学の仕方

期待がふくらむ家の工事が始まると、「見に行きたい!」「どれだけ工事が進んでいるのだろう?」と気になる方も多いと思います。
そこで、「じゃあ、今から見に行こう」と思い立って、現場に入って見学するというのは、危険です。

 

非常に危険です。

 

まずは、現場監督に「○日の〇時に見に行きたい」ということを伝え、現場に入ってもいいかを確認してください。
せっかく行ったのに、工事車両が多くて車が止められないということもありますし、危険な作業が多い日だったら、その日はダメとかこのエリアには入らないでくださいとか、コンクリートが乾いていないので注意してくださいとか言ってくれるはずです。
画像のような足跡を見たことはありませんか?
ずっと、残り続けますよ。

危険

厚生労働省の統計では全業種の34.9%が建設業での労働災害です。
(厚生労働省労働基準局安全衛生部安全課/令和4年1月1日から令和4年11月30日までに発生した労働災害についての集計結果より)
みなさんが行こうとしている場所は労働災害がもっとも起きやすい場所だと認識してください。

 

特に小さなお子さんに危険です。
必ず、手をつないでいてください。

子供にとって足場はジャングルジムですし、電動工具は初めて見るおもちゃにも見えます。
でも、カッターやのこぎりや電気ドリルなどの電動工具は、非常に危険です。
建築現場には切断するものや穴をあけるものであふれています。
画像の赤枠内のアンカーボルトは引っかかったり、転倒したときにここに倒れていくと大けがにつながります。

あいさつ

現場で職人さんに会ったら、「お世話になります。」と声がけをすることも非常に大事です。
職人さんも人間ですから、ひと声かけてくれると気持ちよく作業ができますし、職人さん以外の人(あなたたち)が現場に来たぞ!というアピールにもなります。
あなたたち家族が入っているのが分かると、「ここは危ないよ!」とか「これから電動工具を使うから、近くに来ないでくさだい。」と言ってもらえることもあります。かなり珍しいことですが、ある職人さんは見学のあいだ休憩するという人もいました。

 

声がけは、自分たちの身を守るためでもあるのです。

その他注意

工事が進んでくると、現場は土足厳禁です。
上履きを用意しておきましょう。

 

現場見学に行く前に、前もってトイレには行っておいてください。
お子さんや女性の方には、仮設トイレはおすすめできません。

 

また、特に内装の仕上げ工事の時に、小さな子供が、お菓子を食べながら見に来ているのを稀に見かけます。子供が、お菓子に注意がいってしまって危険です。また、汚れた手で仕上げ材をさわると汚れが付きます。お菓子を食べさせるのであれば、見学の前か後にしておきましょう。

もう1つ。職人さんへの差し入れは不要だと思います。
個人的には、差し入れは1割もないような気がします。

こだわりふくろう
 

現場の見学の仕方についてのお話は、ここまでです。