カーテン?シェード?何がいい?

カーテン?シェード?何がいい?

カーテン・シェード・ロールスクリーン・ブラインド。窓廻り、何にするか悩みますよね?メリットとデメリット、注意点やポイントを解説します。好みも大事ですが、機能性も大事です。
こだわりふくろう
 

今回は、カーテンやシェードについてのお話です。
家づくりで決めることの中でも最終段階です。
メリットとデメリット・注意点やポイントをお話します。

好みも大事ですが、機能性も大事です。どれを選ぶかの参考にしてください。

カーテン

定番中の定番です。迷ったらコレ!

メリット

カーテン生地には、ウォッシャブル・UVカット・ミラーレース・遮熱などの機能性が豊富にあります。
レースを遮熱機能のあるものにすると、夏はレースを閉めて外からの熱を遮り、冬はレースを開けて室内を温めるということもできます。UV(紫外線)カット機能のあるレースは、昼も閉めておくと室内を紫外線から守り、フローリングや家具などの紫外線による傷みを軽減します。また、ドレープカーテンは、高断熱高気密住宅のデメリットである室内の音の反響を軽減します。私の経験上ですが、シェード・ロールスクリーン・ブラインドなどに比べて耐久性は優れていると思います。(※、国内メーカーもの)

デメリット

カーテンには、室内側のドレープと外側のレースがあり、2重に取り付けると10㎝前後厚みが出て、部屋を狭くします。

注意①

あえてドレープ生地と違う素材のタッセルを採用すると、カーテンを傷めやすいモノがあります。特にワイヤーなどの固くて細い素材は傷めやすいです。

注意②

洗濯をお考えの場合は、ウォッシャブル機能の表示と注意事項をご確認ください。
問題が無ければ、洗う際には最初にカーテンフックを取り外し、洗濯+脱水をして、カーテンフックを再取付けします。後は、カーテンを吊り窓を開けておくと乾きが早いです。

タッセル

洗濯表示

シェード・ロールスクリーン

メリット

開けた時も閉めた時もスッキリとした印象を与えます。窓枠の中に取り付ける内付け、壁に取付けて閉めた時に窓枠を覆い隠すように取り付ける外付けがあります。どちらにするかはお好みに寄りますが、内付けにした方がよりスッキリとした印象を与えます。
収納の建具の代わりに、ロールスクリーンを取り付ける方法もあります。シューズクローゼットの目隠しにも使え、建具よりもコストダウンになりますが、耐久性は劣ります。

デメリット

シェードやロールスクリーンを下げた状態で窓を開けると、下部のレールが窓枠やサッシ枠にあたって「コンコン」と音を立てて耳障りなときがあります。

シェード

ロールスクリーン

注意①

シェード・ロールスクリーンを操作するための紐は、要注意です。
お子様が首に巻き付けて事故になったこともあります。メーカーによっては商品に事故防止用のパーツが入っています。ぜひ、事故防止のためにご利用ください。無い場合は、クリップなどでお子様の手の届かない高い位置に紐を固定してください。

注意②

内付けをする場合は、取付前に確認が必要です。
すべり出し窓の場合は、操作レバーが干渉して取付け不可の場合があります。他の窓でも取付け不可な場合があります。

注意③

シェードの場合は、たたみしろに注意してください。
シェードを閉めると生地が折り重なって手前に出てくるだけでなく、窓を隠す面積が大きくなる場合があります。「シェードを開けたときには窓が全部見えるように。」と取付先に前もって伝えておきましょう。

注意①

注意③

ブラインド

メリット

シェードやロールスクリーンと同様に、開けた時も閉めた時もコンパクトなのでスッキリとした印象を与えます。内付けにするとよりすっきりとします。
スラット(羽)の角度調節により日差しを調節でき、夏の暑さ対策としては一番のおすすめです。

デメリット

ブラインドを下げた状態で窓を開けると、下部のレールが窓枠やサッシ枠にあたって「コンコン」と音を立てて耳障りなときがあります。
遮熱性に優れているので夏には向いていますが、冬の寒さ対策としてはおすすめできません。また、スラットが横向きについているヨコ型ブラインドは、スラットにホコリがたまりやすく掃除が大変です。

注意①

シェード・ロールスクリーンと同様に操作するための紐に要注意です。
お子様が首に巻き付けて事故になったこともあります。メーカーによっては商品に事故防止用のパーツが入っています。ぜひ、事故防止のためにご利用ください。無い場合は、クリップなどでお子様の手の届かない高い位置に紐を固定してください。

注意②

タテ型ブラインドは、小さなお子様がいる場合には特に気をつけてください。
よちよち歩きの頃などに、スラットを手でつかんで転んだりすると、手や顔などを切る場合があります。

注意③

ブラインドのたたみしろに注意が必要です。
ヨコ型ブラインドは高さが高いほど、タテ型ブラインドは巾が広いほどたたみしろが大きくなります。特に、スラットの厚みのあるものは一層たたみしろが大きくなります。たたみしろの算出は、購入先やカタログやHPから知ることができます。取付け位置や方法にも気を付けてください。たたみしろが気になる場合は、取付先に「ブラインドを開けた時には窓が全部見えるように。」と前もって伝えておくとよいでしょう。

ポイント

ポイント①

1つの部屋で、カーテンとシェードやカーテンとロールスクリーンを採用される場合には、メーカーによってはカーテンだけでなく、同じ生地でシェードやロールスクリーンも製作可能な場合があります。カーテンと他の生地が同じになる方がスッキリとします。

ポイント②

カーテンなどを設置せずに、工夫しだいでコストを抑えることもできます。

  • 廊下や階段やトイレや脱衣室などの居室以外ではカーテンなどを付けずにすりガラスにする
  • 外からの目線が気にならないように高い位置に窓を設置する・・・etc

ポイント③

新築の際には、カーテンなどを取り付けることを住宅メーカーに前もって伝え、「カーテン下地をいれてください。」と伝えておくと安心です。また、ロールスクリーンなどを室内の目隠し用に設置する場合も、前もって下地の設置をお願いしておくと、しっかりと取付けができます。
※、ボードアンカーはカーテンなどの動かすモノの固定には不向きです。

 

おすすめ

シェード・ロールスクリーン・ブラインドなどを操作する紐は、安いコード式よりもチェーン式が壊れにくくておすすめです。価格は1,000円くらい高くなりますが、コード式は、窓の面積が大きいものほど操作時に切れやすく、修繕には1台当たり5,000円~10,000円くらいかかるからです。

こだわりふくろう
 

今回のお話は、ここまでです。