自分たちの理想の家にあった建て方を!

自分たちの理想の家にあった建て方を!

注文住宅の依頼先は、ハウスメーカー・地元の建設会社(工務店)・建築士事務所(設計事務所)+建設会社の3パターンです。それぞれのメリットとデメリットを知って、あなたにあった依頼先を選ぼう。
こだわりふくろう
 

【今日のキーワード】

 ハウスメーカー ・ 地元の建設会社 ・ 建築士事務所 + 建設会社  

 

ハウスメーカー・地元の建設会社・建築士事務所 + 建設会社、それぞれのメリットとデメリットについてお話しします。

 

注文住宅の依頼先①

家を建てるから、とりあえず「住宅展示場」に行くでは、すでに依頼先を1/3にしてしまっています。
まずは、どんな家を建てたいか?を何となくでも考えてみてください。そこから、あなたに合った依頼先を探した方が、時間と労力の削減につながります。
一般的に依頼先は、①ハウスメーカー ②地元の建設会社 ③建築士事務所 + 建設会社のコラボ の3種類に分かれます。
①②③のどこに依頼するのがいい!とか悪い!ということではなく、それぞれに特長がありますので、十分に理解したうえで自分にあった依頼先にしてください。

ハウスメーカー (スピーディー&システマチック)

メリット
  • 大手なので安心感がある。
  • 工事実績(モデルハウスや完成見学会など)が豊富なために、どんな家ができるか想像しやすい。
  • 見積りが早く、数日から1週間程度でできることもある。
デメリット
  • モデルハウスや宣伝広告費に多額の費用をかけるため、建った家に対して割高になりやすい。
  • 規格外の注文は割高になりやすい。
こんな人におすすめ

完成見学会やモデルハウスで気に入った家があり、早くお手軽に家を建てたい人。

地元の建設会社 (懇切丁寧・地元の気候を熟知)

メリット
  • 地元の建設会社だから、家を建てて10年後・20年後の評判がききやすい。
  • 引き渡し後のメンテナンスが依頼しやすい。
  • 工事現場に詳しい現場監督の話を聞ける建設会社もある。
  • メンテナンスや増改築が得意な建設会社が多い。
デメリット
  • いい建設会社から良くない建設会社まで様々で差が大きい。
  • 家の完成時期を決めずに契約を勧める場合がある。
こんな人におすすめ

「友達が建てた」「親の家が建てた」などの評判を聞いて、依頼したい建設会社が見つかっている人。

建築士事務所 + 建設会社 (専門家がタッグを組んでダブルチェック)

建築士事務所(設計をする)と建設会社(工事をする)が組んで、家を建てるパターンです。

メリット
  • 設計をする会社と工事をする会社が分かれているので、建築士事務所が作成した1つの設計図書(家を建てるための資料)から、複数の建設会社が見積りをする本当の比較見積りができたり、設計した人が現場をチェックしたりできる。
  • 建築士や住む人の「こだわり」の家を建てることができる。
デメリット
  • 自分が住みたい家と建築士事務所の特長が違うと希望通りの家が建てられない。
  • 設計と工事が分かれるために家の完成までに時間がかかる。
こんな人におすすめ

1年前後かけて、こだわりの家づくりをしたい人。

比較表

ハウスメーカー 地元の建設会社 建築士事務所 + 建設会社
価格 〇~△ ◎~✕ ◎~△
品質 〇~△ ◎~✕ ◎~〇
早さ ◎~〇 ◎~✕
自由度
透明性
出会い 〇~✕ △~✕
お手軽さ
アフターフォロー ◎~✕ ◎~✕ ◎~△
備考 ハウスメーカーごとの得意な分野で無難にこなす。 建設会社は、数多くあるので各項目にばらつきがある。 納得の家づくりをしたい人が、ぴったりの建築士と出会えれば最高の建て方。

 

まとめ

重要なことは、家の品質の良し悪しは、「ハウスメーカーだから・・・」「地元の建設会社だから・・・」ということで決まるのではなく、現場管理をする会社や人によって品質は決まりますので、完成見学会などで隅々までチェックすることをおすすめします。
一般の方が分かりやすい、工事業者のレベルの判別方法は、「現場が片付いているか?」だと思います。構造見学会などの施工中の物件が見学できる場合には、現場の片付き具合も見てみてください。みなさんの周りでも、勉強ができる人や仕事ができる人は、片付けができる人が多くないですか?建築工事も同じだと思います。

こだわりふくろう
 

今回は大まかにご紹介しましたが、次回からは1つ1つもう少し詳しく見ていきたいと思います。
次回は、ハウスメーカーの特長について掲載します。