洗面・脱衣・家事室②

洗面・脱衣・家事室②

用途に応じての必要な広さ、洗面化粧台のボウルは1つか?2つか?問題、収納を決める順番、広さと効果的な室内干しの方法などをお話しします!

今回は、洗面室・脱衣室・家事室について、少し細かく要点だけをお話しします。

広さ

洗面室と脱衣室をいっしょにして1部屋にすると、コストダウンできます。広さは、最低2畳、できれば2.5畳ほしいです。洗面室と脱衣室を分ける場合は、洗面室を1畳以上、脱衣室を1.5畳以上にするといいでしょう。

部屋をまとめると・・・

家の面積を小さく+壁を減らす+建具を減らすことができる のでコストダウンにつながります。
(例)
洗面所+脱衣室で洗面脱衣室
洗面所+家事室で洗面家事室

部屋を分けると・・・

家の面積を大きく+壁が増える+建具が増えることになる のでコストアップにつながります。
(例)
着替え中(脱衣室)に洗面(洗面室)が使える。
歯磨き中(洗面所)に着替え(脱衣室)ができる。

提案

洗面室と脱衣室は、同時に使えないので分けた方が使い勝手がいいと思います。
これだけだとコストアップするだけなので、ここからはコストダウンの案です。洗面室・家事室・パウダールームをくっつけて、3つの部屋を1つにしてしまうことです。3つの用途で2~2.5畳ですみます。

洗面台の横に机・コンセントを設置。

洗濯をたたむ・アイロンがけ・家計簿・裁縫・メイク・・・

使い勝手抜群で、おすすめ!

自分たちにとって使い勝手がいいように部屋を分けることと、コストダウンをするために部屋をくっつけるということを考えてみてください。

洗面化粧台

ボウルを1つか2つにするか?
化粧を洗面化粧台でする場合や朝の準備で混む場合は、ボウルが2つあると便利ですが、1つにするケースが多いようです。子供が巣立ってしまうと、2つ同時に使うことはほとんどないでしょう。

収納

まずは何を収納したいかを決めてください。タオル・下着類・服をどこに収納するか?収納量を把握してから、収納場所を決める方が理にかなっています。洗濯機の上や横に棚を設置する場合もあります。

室内干し

2畳は必要です。
浴室乾燥機を設置して、服と浴室をまとめて乾燥させることもできますし、洗濯機の設置場所に乾燥機を設置したり、日当たりのいい部屋だと、窓を2つ設置して通風をよくすることで乾燥させることもできます。

おすすめアイテム

川口技研のホスクリーン
パナソニックのホシ姫サマ
着脱式や昇降式にすると普段は目立たないです。

その他

湿気・カビ対策

湿気対策には24時間換気を設置すると有効です。雨の日でも窓を閉めて換気ができます。

水撥ね

洗面台の周囲にはタイルを、洗濯機の周囲にはキッチンパネルを設置すると、カビ対策や汚れ対策になります。見た目重視ならタイルが、お手入れ重視ならキッチンパネルがおすすめです。

通気性をよくしたい場合は、たてすべり出し窓を、少しの風雨なら窓を開けたい場合は、よこすべり出し窓がおすすめです。

パウダールーム

化粧をする専用の部屋です。設置するなら、洗面室や寝室の近く、ウォークインクローゼット内がおすすめです。

参考例

例1

浴室・トイレ・洗面を1つにする場合、

「ホテルライク」な雰囲気にできます。

メリットとしては、壁や建具の数が減らせることです。

デメリットとしては、入浴中のトイレの使用や、洗面使用中の入浴などに制限が生じます。

例2

帰宅時の手洗い・トイレ使用時の手洗い・洗顔をする洗面台を1台にして、コストダウンができる間取りです。

使い勝手とコストダウンの両立をすることができます。

しかし、トイレ使用後に建具の開け閉めをしてから、手洗いをすることが気になる人もいると思います。

まとめ

洗面・脱衣・家事室は、一番難しい間取りです。
部屋割りや配置をどうするか?いろいろな用途に使うえでの細かな決め事は?
大事なことですので、よく考えて、プロの意見も参考にして決めてください。

 

こだわりふくろう
 

今回のお話はここまでです。