雨漏りは家の寿命を縮める!早期発見・早期修繕が大事!!

雨漏りは家の寿命を縮める!早期発見・早期修繕が大事!!

雨漏りは家の寿命を縮めます!早期発見・早期修繕のために気を付けることとは?雨漏りのチェックポイントと対処方法をお話しします。
こだわりふくろう
 

こんにちは「理想の家づくり」の福来朗です。
今回は、雨漏りのお話です。
雨漏りは、家の寿命を大はばに縮める原因ともなりますので、家に住んでからは特に気を付けて欲しいことです。

 

今日のキーワード

原因と発生場所 ・ チェック ・ 対処 ・ 保険

雨漏りが起きる原因と発生箇所

解説

水がたまりやすい・
水が流れにくい箇所

窓枠やシャッターの上部
陸屋根、ベランダ
緩勾配の屋根

水が溜まっていると建材を傷めやすいです。
水がたまる → 建材を傷める → 隙間が発生 → 雨漏り
という流れで雨漏りが発生します。
私の経験上、出窓の雨漏りは、通常の窓に比べて雨漏りがしやすいと思います。出窓だけ雨漏りした!という事例も見ました。

異なる材質の境い目

軒天と外壁
外壁とサッシ
天窓と屋根

境い目になる箇所の多くは、コーキングで処理している場合が多いです。コーキングの耐用年数が経過していたり、地震などの揺れや建材の収縮などによって隙間ができたりして雨漏りが発生します。
損傷などの箇所 屋根材・外壁材

地震・台風やモノが飛来して建材に傷やズレが生じると、雨漏りが発生します。
目視で確認できる場合が多いですが、外壁の高いところや屋根は危険ですので専門業者に依頼する方が安全です。

耐用年数の経過した箇所

コーキング切れ目
ベランダや陸屋根の床面

コーキングにも耐用年数があり、1度施工をすればメンテナンスがいらない!ということはありません。
ベランダや陸屋根に使用された床面のウレタン・FRP・シートなどの耐用年数が経過し、水を通すようになります。

チェックの仕方

室内からのチェック

①目視 窓やドア廻り 窓やドアと外壁などの境い目からの水の侵入をチェック
天井や壁 水が伝って雨漏りをしている場合のチェック
②カビ

室内からはカビを見つけることはできないけれど、カビくさい場合には、天井裏や壁裏にカビが発生している場合があります。
雨漏りの水漏れが原因でカビが発生している場合があります。

③点検口 天井に点検口を設置していると天井裏のチェックに便利です。

雨漏りが発生したら

対処

 ①モノの移動 家電製品・家具・ラグマット・畳など移動できるものは移動して、濡らさないようにして2次被害を防ぎます。
 ②水拭き 水を拭き取ります。
 ③床 床にビニールなどを敷き、床が濡れないようにします。
 ④バケツ バケツの中に水撥ね防止用に雑巾を敷き、水が落ちてきている場所におきます。

 ⑤連絡

雨漏りを一般の人が原因を特定し、修繕することはかなり難しいです。施工した住宅メーカーや設計を依頼した建築士事務所に連絡してください。早期発見・早期修繕が、家の傷みと修繕を最小限にする秘訣です。

 

保険

住宅瑕疵担保責任保険 2004年4月に「住宅の品質確保の促進等に関する法律」が施行され、住宅メーカーは住宅を引き渡してから10年間は瑕疵担保責任を負わなければならなくなりました。つまり、上記の法律に該当する全ての家は、引き渡しより10年間は設計ミスや施工ミスによる欠陥(瑕疵)に関しては責任を負わなければならなくなりました。
火災保険 加入された火災保険の契約内容や雨漏りの原因によっては、火災保険が下りる場合があります。

【注意】
2つの保険とも雨漏り=保険で全て直してくれるというわけではありませんので、くれぐれも契約先に問合せて確認してください。

メンテナンス

コーキングやベランダの防水工事は10~15年程度で必要になります。
雨漏りがしないように、または早期発見のために、定期的な点検やメンテナンスが家を長く保つ秘訣です。

外壁 外壁塗装は塗料によって耐用年数が違うのでご確認を!
落ち葉などで、詰まっていたら掃除して除去する。
屋根材 定期的な塗装や葺き替え。
ポイント 屋根材や外壁の塗装やコーキングなど、足場が必要な作業は、まとめて工事をしてもらうと割安になる場合があります。

【注意】
屋根や外壁の高い箇所のチェックは危ないので、プロに依頼することをおすすめします。土や石の上など、足下が不安定な場所に脚立を建てると転倒の恐れがあり危険です。

 

最後に

雨漏りは、家を傷める一番の原因となる場合もあります。
雨漏りも虫歯と同じで、早期発見・早期修繕(治療)が大切です。

こだわりふくろう
 

今回のお話は、ここまでです。
次回は、屋根の形状と雨漏りのリスクについてお話しします。