部屋を広く見せる方法(応用編)

部屋を広く見せる方法(応用編)

ゆとりある空間、憧れますよね?でも、予算のこともあるし、他の部屋も広くしたいし・・・ということで、部屋を広く見せる方法の第2段!応用編になります。
こだわりふくろう
 

【今日のキーワード】

 目立たせない ・ 合わせ技 ・  反則技 ・ 最強技 

 

今回も部屋を広く見せる方法についてです。
今回は応用編になり、いろいろな細かいことをお話ししていきますので、自分に合ったものを見つけて採用してください。また、後半にお話する合わせ技以外にも、工夫次第で自分好みのものができますので、家族で話し合ってみてください。

1.ものを目立たせない

【例】
① 廻り縁をなくし、天井と壁を同じ色にして天井と壁の境を曖昧にする。

天井と壁の境を曖昧にさせると広く感じる

天井と壁の境をはっきりさせると狭く感じる

② エアコン(白色)の色とビニールクロスのアクセントカラー(白以外)の色を違う色にしない。
③ 家具や冷蔵庫は目立つ色を使わない。おすすめは、壁や床の色と合わせると目立ちにくい。
④ 背の高いモノ(冷蔵庫)は壁の色に合わせると圧迫感をおさえることができる。

背の高いモノ(冷蔵庫)が目立つ、圧迫感

壁の色と合わせると目立ちにくくスッキリ

2.配置

部屋の角に入り口を設置すると奥行きが感じられやすくなります。
掃出し窓の前にものを置くと、せっかくの抜け感が台無しになります。中連窓の下はOKですが、掃出し窓の前には、置かないほうがいいでしょう。

3.色

カーテンは、壁と似た色(壁が白色ならライトグレー)か後退色を、アクセント壁紙は、ライトグレーか後退色を使うのがおすすめ。

後退色・・・遠くにあるように見える色(青・紫)
進出色・・・近くにあるように見える色(赤・オレンジ・黄)

・扇風機・加湿器などの機械類やレンジフードを壁の色に合わせる
・家具の色はなるべく淡い色にする
つまり、存在感を少しでも小さくするのです。

 

4.透明

・机の天板をガラスにする
・ガラス張りのドアや壁を採用する
・鏡を設置する
これらは、前回の基本編1の天井・壁・床の見える面積を大きくします。

5.その他

・廊下のつきあたりの窓は縦長にする
・ハイドア(天井まである高さのドア)にすると、開けた時にぬけ感がでる
・ブラインドやロールスクリーンは内付け(枠の内側に付ける)にする
・ラグマットは床に近い色か淡い色、形は楕円形などの角のない形
・ボーダー柄を使う(高く見せたいときは縦に、巾を広く見せたいときは横にする)
※、木目もボーダー柄の一種ととらえると、長い方向に木目方向をするのが一般的

6.合わせ技

【例】
部屋の角に入り口を設置する + その反対面は後退色の壁紙にする
テレビ台を床か壁の色に合わせる + 脚付きかフロート式にする

 

家具の色を部屋の色に近い色を使う。

  +

家具のパーツを細くする。

奥行きを演出

ドアの色を壁に合わせる

  + 

ドアに透明のガラスを付けてぬけ感

  + 

フローリングの木目方向(手前→奥へ)

7.反則技

部屋自体を広くする
収納の奥行を考え直すと部屋が広くなる

8.最強技

部屋を片付けることです。不要なモノで場所をとるほど無駄なことはありません。
片付けが最強技ですが、その前に断捨離をしてください。無駄なモノに収納スペースが奪われることほどもったいないことはありません。

NGなこと

いろいろなモノを室内に置くこと!
「置くところがない!」と三段ボックスなどの収納家具を後から増やさないようにしてください。部屋を少し狭くしてでも、収納を0.5~1畳を設置し可動棚があると収納力は抜群です。収納場所を増やすために室内に家具を置くと・・・、壁や床が見える面積が少なくなり、部屋全体が雑多な感じになり狭く感じてしまいます。

その他

インスタグラムで実例を解説しています。

是非、お立ち寄りください。

 

まとめ

これまでのお話をふまえた上で、自分好みの部屋作りを考えてみてください。
また、設計の担当者にアドバイスを求めると、これまでのお話以外の提案をしてくれるかもしれません。
恥ずかしがらずに聞いてみてください。

こだわりふくろう
 

今回はここまでです。