壁掛けテレビのすすめ

壁掛けテレビのすすめ

テレビボードを無くして壁掛けテレビにすると部屋がスッキリ!キーワードは収納と配線です。成功するか失敗するかは、収納と配線をきちんと計画することです。
こだわりふくろう
 

こんにちは「理想の家づくり」の福来朗です。
今回は、テレビボードをなくしては?というお話です。
ブラウン管テレビ+VHSのビデオデッキの時代には、テレビボードは必要でしたけど、薄型テレビ+外付けHDD+動画配信サービスの時代にテレビボードは必要でしょうか?

 

今日のキーワード

収納 ・ 配線 ・ 壁内配線 

テレビボードはなぜ必要?

理由は3つ

理由① 台

テレビをそのまま床に置くとテレビの位置が低すぎて見にくいです。
そこで、テレビを設置する場所を高くするために台を置きます。

理由② 収納 BDレコーダー・BD・DVDやゲーム機・爪切り・耳かきなど、いろいろなモノの収納に使われています。
理由③ 配線 テレビボードの裏を通ってテレビやコンセントに配線をすると簡単ですし、配線が隠せます。

台(高さ調節)

収納

配線

では、壁掛けにすれば台は不要になります。あとの収納配線を解決すれば、テレビは壁掛けにして、部屋がスッキリと広く使えるのではないでしょうか?

収納と配線をどうする?

収納は全てリビング収納へ(0.5~1畳程度)、配線は室内配線で隠すようにすると解決します。

リビング収納

リビングに必要なモノ全てをテレビボードには収納できないと思います。
リビングに収納したいものは、
 薬箱・取扱説明書・延長コード・ロボット掃除機・クイックルワイパーなど
 小さなお子様がいると・・・おむつ・おしりふき・おもちゃなど 
3段ボックスを置いたりすると、少しずつモノが増えていき、部屋が狭くなってしまいます。思い切ってリビングに収納を作って、1か所に収納してみてはいかがでしょうか?リビング収納をクローゼット形式で作ると、天井付近まで収納できるので、収納量は大きく、室内にモノを置かないようになるのでスッキリとして、掃除が楽になります。片付く家づくりの基本は、「使う部屋に使うモノを収納する」です。リビング収納を採用していない家は多くありますが、リビングにいる時間が一番長いと思うので、収納を設置すると使い勝手がいいです。小さなお子様のいる家庭には特におすすめです。

リビング収納の作り方

収納内部に可動棚を設置し、目いっぱい収納に使います。収納するものが変わっても可動棚だと大丈夫です。
【収納】 巾:80 ~ 170cm、 奥行:45 ~ 50cm、 高さ:240cmくらい(天井まで)
収納内にコンセントの設置を忘れないで。
棚の奥行プラス5㎝程度を収納の奥行にすると、空間のロスがないのでおすすめです。
また、棚の奥(棚と背面壁)を1~2㎝すかすと奥で配線が通せます。
収納の奥行を80㎝くらいとって、棚の奥行を40㎝くらいにしているのを見ることがありますが、もったいないです。半分くらいがデッドゾーンになってしまします。

担当者に「1畳くらいの収納をつくりたい」というと、奥行きは80㎝くらいになってしまいやすいです。奥行きをきちんと指定して部屋を少しでも広くしましょう。

配線・配線の仕方

壁内配線で配線を隠してスッキリさせます。壁内配線とは、部屋と部屋を仕切っている壁の内側にケーブルの配線をすることです。何か特殊な工事のように思えるかもしれませんが、一般的な家のコンセントも配線が見えないように壁内配線しています。電気の線を有線LAN・HDMIケーブル・USBケーブルなどに代えるだけで、同じように壁の内側や天井裏や床下も通せます。また、線の交換も簡単にできます。
ここまでできていれば、ブルーレイディスクレコーダー・外付けHDD・ルーターなどとも配線できます。最近は、動画配信サービスの普及で、ブルーレイディスクレコーダーや外付けHDDがなくても大丈夫な人は多いです。

住宅メーカーとの打合せで、以下の3点を伝えてください。
・「壁掛けテレビにするので下地の設置してください。」
・「配線は壁内配線で隠してください。(LANケーブル・USBケーブルなど)」
・「テレビ用のコンセントはテレビで隠すようにしてください。」
以上の3点を住宅メーカーの担当者に伝えておいてください。

壁掛けテレビ

メリット

メリット テレビボードよりも壁掛け金具の方が安い
地震のときにテレビが倒れないから安心
テレビボードの台や裏にホコリが溜まらないので掃除が楽
部屋がスッキリして広く使える

 

ポイント

収納計画と配線計画がきちんとできれば、テレビボードを無くしても大丈夫!
ゲーム機やビデオカメラをテレビにたびたび接続することがある場合は、可動式のテレビ金具がおすすめです。
最初に接続したら、後は接続しないという人は、金具の厚みが薄い固定式のテレビ金具がおすすめです。

 

サウンドバー

スポーツや映画を見るときに、音にも少しはこだわってみましょう。
スピーカーをいくつも設置すると、掃除が大変になったり、部屋が狭くなったりしますが、サウンドスピーカーも壁掛けにすると場所をとりません。最近のサウンドバーは、音もよくて安いのでおすすめです。数万円程度のモノが多く、5.1chや7.1chにするよりも安くなります。音が不安な人は、家電量販店に行けば、スピーカーの音を実際に聞いて確かめてから買うこともできます。

 

補足

ブルーレイディスクレコーダーの操作は、テレビから操作したり、リモコンベンダーを活用して操作したりすることもできます。寝室は、テレビの設置位置を少し高めにした方が、ベッドからテレビを見る場合見やすいです。壁掛けテレビにした方が、自由に高さを設定できます。また、テレビ録画したものを見る場合は、Panasonicでは「お部屋ジャンプリンク」といって、1つの録画機器から複数のテレビやタブレット等で見れるものがあります。(他のメーカーでもこのような商品はあります。)

我が家では・・・

壁掛け用の下地や配線は住宅メーカーにしてもらい、壁掛けテレビの設置は自分たちでしました。電気ドリルとメジャーがあれば、意外と簡単に設置できました。床にテレビと床材の保護のために毛布を敷いて、毛布の上にテレビのモニター側を下側にして置き、テレビ金具を取付け、その後に壁面に取り付けました。液晶テレビは、ブラウン管テレビに比べて軽いので、大人が2人いれば十分でした。

取付けが不安な場合は、取り付けを住宅メーカーに頼んでおけば設置してくれる場合があります。(有料?サービス?)また、テレビを買い替えるときは、金具とテレビの対応表を確認してあっていれば大丈夫。工具は、テレビ金具にもよると思いますが、テレビ金具を買った際に付属している工具で問題ないでしょう。

こだわりふくろう
 

今回のお話はここまでです。