今回は、見せる収納のお話です。
最近、よく聞く言葉ですよね!?
おしゃれなモノを飾る ・ おしゃれな棚にモノを置く
見せる収納は、隠す収納に比べて、失敗すると常に見えるだけに後悔は大きくなります。無難なのは隠す収納ですが、見せる収納は成功すると満足感も大きく、部屋のアクセントにもなるので頑張りどころです。
おしゃれなモノを飾るという意識を持つことが一番大事です。
反対に、おしゃれな棚にモノを置くという意識では失敗するでしょう。
見せる収納は「見せる」を意識して「収納」はおまけくらいの方が成功します。
形・デザイン・世界観を意識しましょう。おしゃれなモノを並べただけでは、全体としてはおしゃれになりません。
使わないものばかりを飾っていると飾り棚ですので、見せる収納にするのですから、よく使うモノを見せるようにしましょう。
棚もおしゃれに目立たせて飾るモノとW主役にするのか?棚は目立たせないで飾るモノを目立たせる脇役にするのかを決めましょう。どちらも正解ですし、好みの問題だと思います。
棚の後ろの壁をどうするか?ということです。壁を赤や青などの目立つ色にすると、主役である飾るモノが目立ちにくくなります。かなり配色を考えないと失敗しやすいです。無難なのは、白色の背面にすることです。
飾るモノをつめて置くと、せっかくおしゃれなモノを飾っても、雑多な感じがして散らかっているように見えます。飾るモノの周りの空間は、余裕を持ちましょう。
飾る棚を大きくしすぎたり、1つの部屋で何か所も見せる収納をしたりすると、1つ1つの見せる収納はよくても、全体として散らかっているような感じがします。LDKでは離れた位置で2つまで、寝室や子供室は1つがいいでしょう。特に、広い面積で見せる収納をする場合は、多用のしすぎに注意しましょう。
⑥の多用しないと関係するのですが、見せる収納だけでは収納しきれないので、隠す収納がメインになってきます。見せる収納は、なくても問題ないものです。
見せる収納をさらに際立たせるために、間接照明やスポットライトなどを設置するという方法もあります。さらに、照明の色にまでこだわってみてはいかがでしょうか?ここまでくれば上級者です。
残念ながら見せる収納にもデメリットはあります。
デメリット① ホコリ | どうしてもホコリはたまります。特に、食器にホコリがたまるとイヤですよね?かといって、毎回洗ってから使うのも大変です。食器の見せる収納はホコリ問題を覚悟してください。 |
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デメリット② 収納力 | おしゃれに見せるには、余白をとってつめないことですので、収納力は期待できません。「見せるものを飾る」ことが見せる収納の基本です。 |
デメリット③ 地震 | 隠す収納と違って、扉がない見せる収納は、地震で揺れるとモノが落下しやすいです。重いモノは頭より上には置かないことです。重いものは下に、軽いものは上に収納しましょう。また、割れるモノは、地震の際の避難ルートには置かないようにしてましょう。 |
今回のお話はここまでです。
次回は実際の事例の解説をいたします。