家づくり!少しずつするコストダウン

家づくり!少しずつするコストダウン

家づくりのコストダウンは、小さな積み重ねも大事です。見積りの方法を変えるコストダウン。メンテナンス費も含めたトータルコストを考えた家づくりのお話です。
こだわりふくろう
 

【今日のキーワード】

 DIY ・ 別途発注   

 

今回も、コストダウンのお話です。
家づくりのコストダウンは、小さな積み重ねも大事です。色々な方向からのコストダウンのお話です。

コストダウンの仕方 2

⑩ 少しずつコストダウン

窓を少なく小さくすると、窓の費用・光熱費・カーテン代が安くなります。
方角によっては、掃出し窓を中連窓にしても、部屋の明るさはそんなに変わりません。
例えば、LDKの場合で南面を掃き出しにして、東面を中連窓にするといった具合です。東や西面は太陽の高さが低いので、中連窓にしても部屋の奥まで光が届きやすいので明るいです。また、窓の前にソファを置いているのに、掃出し窓にしている家を見かけます。もったいないです!掃き出し窓を中連窓にしても、明るさをかえずにコストダウンができます。さらに、居室(LDK・子供室・寝室)以外はカーテンを付けないという選択肢もあります。高い位置の小窓をすりガラスにするとカーテンが必要ない窓になります。

住宅設備

キッチン・浴室・トイレ・洗面などの住宅設備は、必要な機能のみにした方が安いですし、後々のメンテナンスも楽になります。また、オーダーメイド品にすると高くなりがちなので、メーカー品・規格品がおすすめです。さらなるコストダウンには、メーカーオプションよりも、代用品を通販や量販店で購入すると割安です。浴室だと、収納グッズや鏡は代用品があります。また、浴室テレビは、防水タブレットにすると割安ですし、故障したときの交換も楽になります。

間取り
和室 高くなりがちなので和洋室に!

ウォークイン〇〇
ウォークスルー〇〇

通路分の面積が増えてしまうので、例えばウォークインクローゼットはただのクローゼットにすると面積を減らすことができる
吹き抜け もったいないです。広い空間は快適ですが、コストダウンをするときはぜひとも候補にあげて見直しを。
収納

各部屋にクローゼットを設置するよりも、1か所にまとめてファミリークローゼットにした方がお得です。壁の面積や建具が減らせるだけでなく、洋服を収納する際の動線も減らすことができます。また、クローゼットの場合は、枕棚+ハンガーパイプにして収納ケースを購入するとコストダウンにもなりますし、服が増えた時の対応もできます。建具は、思い切ってつけないでカーテンやロールスクリーンで目隠しをするという方法もあります。

枕棚 + ハンガーパイプ

収納ケース

ロールスクリーン

建具

片開き・片引き・折れ戸など様々な種類がありますが、費用面と耐久性では片開きが優れています。

内装材

ビニールクロスの量産品は、安いだけでなく色柄や機能性も意外と豊富なのでおすすめです。

コンセント

玄関・ホール・廊下・階段などのコンセントは最小限に!掃除機がロボット掃除機やコードレスタイプの場合は、コンセントは必要ないですし、これらの場所では電源はめったに必要ないのに、念のために付けようという場合は、必要なときだけ延長コードですませてはいかがでしょうか?

照明

ダウンライトが流行っていますが、LDKや居室などはシーリングライトの方が新築時だけでなく交換のときもお得です。新築時では、ダウンライトの方が費用が高くなりがちです。シーリングライトにして、購入と取付けを自分ですれば安くなります。ダウンライトの取付けと交換は、有資格者でなければしてはいけないのですが、シーリングライトの取付けと交換は無資格者でもできますので、交換のときの費用が違ってきます。

新規 交換 備考
ダウンライト 高い 高い 有資格者
シーリングライト 安い 安い 自分でできる
カーテン

カーテンレールを取り付ける下地は建築工事でしてもらって、カーテンレールとカーテンの購入&取付けを自分ですると安くなります。電気ドリルを持っていない方や不安な方は、カーテンレールだけを住宅メーカーに依頼して、カーテンだけを自分で購入して吊るすという方法もあります。
カーテンは、生地を豊富に使う2倍ヒダをやめて、スッキリとした印象の1.5倍ヒダにすると何割もコストダウンにつながります。

メーカー品と通販や量販店などの量販品がありますが、用途によってかしこく使い分けましょう。
【メーカー品をおすすめ】
 いいモノを長く使いたい・・・長い目で見ればこちらの方がお得!
 LDKなどのお客さんが来る場所・・・仕上がりが違います。プロならひと目でどちらの商品か分かります。
【量販品をおすすめ】
 頻繁にかえたい・・・短い期間でカーテンを交換したい場合には耐久性は不要。小さな子供の部屋にもおすすめ。

価格 耐久性 備考
メーカー品 高い 安心 見栄えがいい
量販品 安い 不安 見栄え?
壁掛けテレビ

建築工事とは関係ないようですけど、設置用の下地とコンセント計画が必要なのでここでお話をします。
壁掛けテレビにするとテレビ台が不要になります。動画配信サービスやテレビ番組を録画できる外付けのHDDもありますので、どうしてもテレビ台がないと困るということもないと思います。テレビボードをなくせるのでコストダウンにも、地震対策にもおすすめです。

⑪ 自分でやれば工事費¥0 DIY

・シーリングライトの取り付け
・カーテンの取り付け
  電気ドリルがなければ、カーテンレールは業者に依頼して、カーテンを自分で購入して取り付け
・植栽
  小さな木やクラピアなら道具を量販店で買ってDIY

 

⑫ 別途発注

エアコンの取り付けは、量販店に直接注文(別途発注)して取り付けてもらった方が安くなりがちです。
※問題点は、住宅メーカーに全てを依頼した場合は、何か問題があれば住宅メーカーの責任になりますが、
 別途発注の場合は、責任の所在が分かりにくくなることです。

こだわりふくろう
 

今回のお話はここまでです。