コンセント②

コンセント②

コンセントの配置を決める際のおすすめ事例や注意事項をお話しします。
こだわりふくろう
 

【今日のキーワード】
     イメージする事柄 ・ 注意事項    

 

今回はコンセントの配置をイメージする事柄と注意事項についてです。

 

「こんな場所にこのコンセントをつけておけばよかった。」とか、「この場所は危ない。」とかいうことを事前に避けられれば、より後悔の少ない家づくりになると思います。

家づくりの順番としては、間取りができてからコンセントの種類や配置を決めます。間取りができたら、図面をもらって以下の事柄をイメージしながらコンセントの場所決めに役立ててください。図面に描いて、住宅メーカーの担当者に渡すといいと思います。
前回に記載したポイント分は省きますので、前回のブログを参照してください。

イメージする事柄

家電製品

加湿器

エアコンの下に設置すると湿気が部屋中にいきわたりやすい。
気流に乗せて湿気を部屋中へ。

空気清浄機

加湿器の出した水蒸気を吸い込まないように距離を離してください。
人が通ると花粉やホコリが舞い上がるので、よく通る出入り口付近がいいでしょう。

サーキュレーター エアコンの冷気や暖気が部屋中に行き渡る補助の役目を果たしやすいように、空気の流れを意識して配置してください。
扇風機 ソファーやイスの配置場所を先に決め、近すぎない位置に扇風機を配置しましょう。
電気自動車 電気自動車を購入する予定がある場合には、新築時に前もってコンセントを設置しておくと、後でコンセントを設置するよりも安く工事が可能。

設置場所

ダイニングテーブルの
近く

壁際にテーブルを設置する場合は、コンセントを壁につけておくとホットプレートなどの使用時に便利です。壁から離れる場合は、床用コンセントが便利です。
ニッチ ニッチにコンセントがあるとスマホ用の充電に便利です。
パントリー 意外と忘れがち!「ストックするだけだから」とコンセントを設置しないこともありますが、スマホの充電やコードレス掃除機を置くことも!?
可動棚 可動棚に電化製品を置く場合にもコンセントは必要です。複数の棚に電化製品を置くことを想定して、可動棚の後ろの壁と棚を2㎝くらいすかすとコードを通せます。可動棚の前から配線すると邪魔になるので、棚の後ろを通してスッキリ!
枕元 ベッドの枕元に設置すると置き場所も兼ねるのでおすすめ。枕元にニッチを配置し、コンセントをつけるとより便利。外壁面だとニッチを付けられないことがあるので、棚板を付けてその上にコンセントを。スマホの充電以外にも電気毛布や布団乾燥機の使用時に便利です。
階段・廊下 コードレス掃除機を使用する場合は1フロアにつき1か所コンセントがあればいいでしょう。めったに使わないコンセントをいくつも設置するくらいなら、その時だけは延長コードを使った方がいいと思います。
外部のコンセント 車を掃除するときや、外でDIYをする場合に便利です。
ベランダ 掃除をするときに便利です。
倉庫 外部から出入りする倉庫(納戸)を設置する場合にもコンセントは必要です。特に、DIY好きの方には2口以上のコンセントがおすすめです。最近のDIY機器はバッテリーで作動させる機器が多く、充電をするために1口使うようになるからです。

可動棚

枕元

ベランダ

注意事項

ルンバ基地

ルンバ基地の高さが高くなっているので、高さにゆとりを持った場所に!
床拭き掃除機で台数が増えることもあります。収納の可動棚の下に設置すると、ルンバ基地の形状が変わっても対応がしやすいです。

火事

カーテンのすぐ近くや、燃えやすい物の近くにはコンセントを配置しないようにしましょう。
窓の近くにコンセントを設置する場合は、カーテンに干渉する場合が多いので、なるべく燃えやすいモノとコンセントは距離を離してください。どうしてもコンセントを設置する場合には、絶縁処理された(写真の赤枠内)電源プラグがおすすめ。

キッチン周り

アースの設置と容量に注意。
電子レンジや炊飯器や電気ポットなどは消費電力が大きいので、同時に作動させるとブレーカーが落ちやすいです。配線計画をするときには特に注意が必要な場所です。

テレビ周り キッチン周りとは反対に、テレビ周りは機器の数に比べて消費電力は小さく、ブレーカーが落ちることはないでしょう。
Wi-fi ルーターの配置場所は、家の平面・高さの中心付近がいいです。大きな家や屋根裏部屋がある場合は、電波が弱くなる場合があるので中継器を設置してください。
色の問題 壁をアクセントカラーなどで白色以外にする場合は、コンセントが悪目立ちする場合があります。場所を変更するか、空気清浄機やサーキュレーターなどのものを置いて隠すか、壁に合う色を探しましょう。
エアコン エアコンには100Vと200Vの電源があります。事前にエアコンを決めておくと、電源も決まります。適当に決めると、購入したものの電源とは違うから追加工事!なんてことにならないようにしましょう。

色の問題

こだわりふくろう
 

今回はここまでです。