【今日のキーワード】
窓に ・ 目隠しに ・ 間仕切りに ・ 注意
今回は、ロールスクリーンのお話です。
ロールスクリーンは窓に付けるのが一般的ですが、意外な場所に付けてコストダウンや見た目がスッキリとすることもあります。意外な場所やロールスクリーンを付ける際の注意点をお話しします。
まずは、定番中の定番で窓にロールスクリーンを取り付けます。窓枠の中に取り付ける内付けと、壁に取り付けて窓枠を隠すように付ける外付けとがあります。どちらにするかは好みですが・・・
内付け |
スッキリとした印象 |
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外付け |
窓が大きく見える |
内付け
外付け
【注意点】
すべり出し窓のオペレーターハンドルなどの場合に、内付けにすると、生地を下げたときに干渉してしまいます。この場合は外付けがおすすめです。
クローゼットなどの建具のかわりに、ロールスクリーンをつけてみてはいかがでしょうか?
また、パントリーやシューズクロークだと通常は開けっぱなしにして使い勝手をよくし、来客時にはロールスクリーンを下げると目隠しになります。
建具のかわりに、ロールスクリーンをつけるメリットは2つあります。
①コストダウン | 建具よりも安くなります |
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②通気性 | 建具は閉めると通気性が悪くなりますが、ロールスクリーンだと両サイドや上下の隙間が少しあるので通気します。カビの発生を抑制したり、クローゼット内に臭いがこもるのを防ぎ、他の服への臭い移りを抑制します。 |
リビング横の和室との境や、リビング階段の場合におすすめです。
和室 | 赤ちゃんの着替え、急な来客のときに散らかっている場合の目隠しとしても使えます |
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リビング階段 | 階段の設置の仕方によっては、リビングのエアコンの冷気や暖気を階段から別の階へいくのを防ぎ、エアコンの効きをよくして光熱費の抑制になります |
操作する紐をチェーン式にすると、通常のコード式よりも¥1,000程度割高になりますが、コード式の方が、コードが切れやすいので修繕や交換、10年・15年先を考えるとチェーン式の方がお得です。
特に南面や西面には、遮熱機能付きがおすすめです。
布地の生地にすると汚れやすいので、ウォッシャブルマークのついた生地がおすすめです。また、生地を取り外して洗える製品もあります。
浴室用のロールスクリーンがあります。注意してほしいことは、浴室用のロールスクリーンでも水垢やカビが発生して汚くなることがあるので、通気・換気をして拭くなどして清潔に保ってください。
吹き抜けなどの高所にロールスクリーンを設置した場合に、操作コードがダラッと垂れ下がっていては見た目が悪いです。コストアップしますが、電動式がおすすめです。
ロールスクリーンは、天井面の天窓や斜め天井の傾斜窓に設置することもできます。このような窓にも操作コードが垂れ下がって来ないように電動式がおすすめです。
建築工事が進んでから、「ここにロールスクリーンを付けたい」と言った場合に、取付け用の下地を設置せずにボードアンカーで取り付けることがあります。これだとプラスターボードが少しずつ傷んで、ロールスクリーンが落下することがあり、壁や仕上げ材の修繕工事が必要になることもあります。住宅メーカーにロールスクリーンを注文する・しないにかかわらず、「ここにロールスクリーンを付けるので、取付け用の下地を設置してください」と契約前に伝えておきましょう。
間仕切りなどに付ける場合は、通常とは生地の表面と裏面とを反対にした方がいいときがあります。
そんなときは、「逆巻きにしてください」と注文してください。通常のロールスクリーンの生地の表裏を反対にして作ってくれます。
小さな子供が、操作するコードを首に巻き付けるなどして事故になる場合があります。子供の手の届かない高さになるように、クリップなどでとめてください。メーカーによっては、クリップが製品に付属されている場合があります。
ロールスクリーンって便利!窓に付けるだけではもったいないです。コストダウンや光熱費をダウンするのにも使えますので、ぜひ取り入れて見てください。
今回のお話はここまでです。