新築・注文住宅の要注意ワード6選!(キャッチフレーズ編)

新築・注文住宅の要注意ワード6選!(キャッチフレーズ編)

要注意ワード!ローコスト・高断熱高気密・高耐久・・・、後悔する家づくりになるかも?ワードの意味をよく知ってください。
こだわりふくろう
 

こんにちは「理想の家づくり」の福来朗です。

 

今回は、注文住宅の危険なワード(キャッチフレーズ編)のお話です。
1つ1つのワードは素晴らしいワードです。しかし、採用の仕方を間違えたり、メリットとデメリットを理解していないと後悔することになるかもしれません。

 

今日のキーワード

ローコスト ・ 高断熱高気密 ・ 高耐久 ・ 自然、天然、無垢 ・ エコ ・ おしゃれ、ぬけ感、流行ってます

よく聞くキャッチフレーズ

1.ローコスト・安い

「安物買いの銭失い」ということわざの通りで、安いものは結局は高くつくということです。
特に、屋根や外壁は太陽光や雨にさらされますので、新築時の費用と維持費を含めたトータルコストを考えてください。また、似たような家やモノで金額が全然違った場合にも要注意です。

 

2.高断熱高気密

断熱性能を計る「Ua値」、機密性能を計る「C値」というものがありますが、値がいくつになれば高断熱とか高気密という基準はありません。耳障りのいい言葉だけで採用はしないように!特に窓やドアは注意してください。大抵の場合は、外壁の方が高断熱で高気密です。また、仕様によっても断熱性能や気密性は変わります。引き違い窓、引き戸や引き違い戸といった横にスライドさせて開閉する仕様は、構造上すき間がありますので、モノとしては断熱性や気密性があっても、構造上断熱性や気密性には?がつきます。いくら、高断熱高気密の玄関ドアを採用しても、画像のように新聞が投函されるとすき間があき、熱気や冷気が室内に入ってくるようでは性能を生かせませんよね。

 

3.高耐久

高耐久だとメンテナンスする周期が長くなるので、維持費が安くなる!と思いますが、高耐久という言葉にも基準がありません。モノによって高耐久は変わります。例えば、瓦であれば耐用年数が30年だと聞くと、耐用年数の短い瓦だと思いますし、スレート屋根の耐用年数が30年だと長いと思います。同じ30年でも屋根材が変われば意味が変わってきます。

 

4.自然・天然・無垢

自然素材、天然無垢材、素晴らしい製品が多いです。でも、デメリットも必ずあります。
まずは、自然や天然素材ということは経年変化があります。経年変化を「劣化」と感じる人は採用しない方がいいですが、「アジ」と感じる人にはおすすめです。経年変化以外では、仕上げ材だと汚れやすかったり、建具や机だと重くて反りがでたりもしますし、メンテナンスも必要になります。メリットだけを見ずにデメリットも見ると後々の後悔にならないようになります。

 

5.エコ

「エコ○○」という耳障りのいい言葉だけで採用すると後悔するかもしれません。きちんと理解してから採用しましょう。

 

6.おしゃれ・流行ってます

家づくりに関するSNSでよく目にしますが、注意が必要です。最近、急に評価が上がっているものは、しばらくすると急に古くさいものになることも多いです。家も服も一緒です。

こだわりふくろう
 

今回のお話は、ここまでです。
要注意ワードに気を付けて、後悔しない家づくりをしてくださいね。