収納いっぱい!納戸のポイント②

収納いっぱい!納戸のポイント②

納戸で収納たっぷり!と考えていると思わぬ落とし穴も!?注意したいポイントや収納上手になるポイントをお話します。カビや結露対策・照明の選び方など、細かなお話です。

今回も、納戸のお話です。
納戸を作るときの細かなポイントをお話しします。

 

⑦通気と換気

納戸は、密閉空間になることが多く、湿気や結露からカビや虫の住みかになる場合があります。対策としては、風を通す通気と、機械で強制的に空気を外に出す換気があります。

通気

窓を付ける。
おすすめは少々の風雨でも大丈夫なよこすべり出し窓か、別名ウインドキャッチ窓と呼ばれるたてすべり出し窓です。風を室内に取り入れるのに優れています。

換気

窓が無い場合は換気扇を付ける。
外壁面に接していなくても換気扇を付けることはできます。24時間換気を納戸に付けてもいいでしょう。

よこすべりだし窓

たてすべりだし窓

換気扇

ちなみに、我が家の場合は窓も換気扇もないので、建具をいつもすかして通気をしています。近くの窓を開けるだけでも十分です。

 

⑧棚

可動棚 棚の枚数や位置を決めてしまうと、後になってからギリギリ棚に置けない、もう1枚棚が欲しかった・・・ということにならないように、可動棚なら対応ができます。ただし、可動棚にもデメリットがあります。重いモノを載せるのが苦手で、固定棚に比べて耐荷重が劣る場合が多いです。
固定棚 重量物を載せるのには優れていますが、棚を設置した後に、棚の位置や枚数を変更するには大工工事が必要になり、コストがかかってしまいます。

重いモノは固定棚、軽いモノは可動棚というように2種類の棚を設置して使い分けするという方法もあります。また、棚を設置しないで、棚の位置を変えられるスチールラックを置いて対応することもできます。スチールラックだと重量物も置けて棚の位置を変えられる商品もあります。さらに、納戸を納戸以外の用途に使う場合にも、棚の撤去と処分が楽にできます。

⑨まとめる

納戸は収納量があるといっても、適当に収納していくとすぐにいっぱいになってしまうし、どこに置いたかが分からなくなってしまいます。そこで、片付けやすくて見つけやすいように、箱や容器に種類別にまとめていくと収納量がアップして、空間を有効利用でき、スッキリと片付きます。

⑩並べ方

収納の鉄則は、「軽いモノが上、重いモノが下」です。軽いモノを下に置いても問題はないのですが、重いモノを上に置いてしまうと、出し入れのときや地震のときに、荷物が落下してきてケガをする恐れがあります。それから、モノを置くときは3㎝以上すかすようにしてください。3㎝以上すかすと荷物と壁の間の通気ができ、ゴキブリや虫が住みにくくなります。荷物を久しぶりに出すとカビが生えていた!ということはありえることですので注意してください。

 

⑪その他

点検口 天井裏や床下の点検や工事のときの侵入口として、点検口を設置することはおすすめです。家に住み続けていると、どうしても天井裏や床下に入らないといけないことがでてきてしまいます。そんなときに、いちいち天井や壁を壊して、修繕工事をするとなると費用はかかるし工事期間も長くなってしまいます。そうならないためにも、点検口を設置することをおすすめします。納戸内だと、普段は目立たないのでいいと思います。
コンセント ロボット掃除機やコードレス掃除機を収納する際にコンセントは必要です。特にロボット掃除機の基地の高さが高くなっていますので、納戸を基地に設置するのはおすすめです。
照明 ダウンライトがおすすめです。高い場所のモノを出し入れするときにシーリングライトのように天井から出っ張りがあるとぶつけやすいです。天井の中にすっぱりと納まるダウンライトがおすすめです。

⑫ポイント

不要なモノは捨てる

「とりあえず、納戸に!」という言葉は散らかる家への第一歩です。とりあえず、納戸に収納していくと納戸はすぐにいっぱいになってしまいます。そうならないためにも、「不要なモノは捨てる」が片付く家への第一歩です。「とりあえず、納戸に!」→入りきらなくなる→部屋の中に3段ボックスを置くようになる。これは、よくある失敗例です。

余裕を持ったスペース作り

断捨離をしても、収納スペースはいっぱいになることもありますし、子供の成長と共にモノは増えていきますので、余裕を持った納戸のスペースを確保してください。

こだわりふくろう
 

今回のお話しはここまでです。