ファミリークローゼット ④

ファミリークローゼット ④

収納以外の必要なことは?ファミリークローゼット内にあると便利なものは?忘れがちなポイントをお話しします。
こだわりふくろう
 

今回は、ファミリークローゼットを採用する際の注意点についてです。
ファミリークローゼットを採用する際に、ハンガーパイプの高さや広さなどはよく検討すると思いますが、私が今まで見てきて気になった点を以下に書きます。

 

今日のキーワード

鏡 ・ コンセント ・ 照明の色 ・ カウンター ・ 置き場所 ・ 通気 ・ UVカット

注意点

せっかく選んだ服を頭の先から足の先まで見えるように、大きめの鏡を設置してはいかがでしょうか?
頭の先から足の先までチェックしてください。

 

コンセント

電源があると便利です。
・着ていきたい服にシワがあったときにスチームアイロンを使うとき
・服は決まったけど髪型が気になってドライヤーを使うとき
・ファミクロ内の掃除機を使うとき・・・など

 

カウンター

ファミリークローゼットとしてだけ使うのではなく、カウンターとコンセントを設置すれば、アイロンがけ → 収納という一連の作業を一部屋で行うことができ、動線と時間の短縮につながります。アイロン掛けだけのために、カウンターを設置すると、ファミクロ内が狭くなります。広さを優先するなら、カウンターを壁面収納デスクにしておくのがおすすめです。通常は壁面に収納しておいて、使うときには机として設置できますので場所を有効に使えます。

 

小物類の置き場所

案外忘れているのがこれです。
お母さんのカバンやピアス、お父さんの時計やネクタイなど結構あります。たいていのファミクロやクローゼット内でも、天井付近に棚を作り大きめのカバンを置いています。しかし、小さめのカバンやピアス・ハンカチ・時計などの小物類は、思い切って、巾は狭くても可動棚を設置してはいかがでしょうか?可動棚だと置くものによって棚の位置をかえることができますし、高さのあるモノを置きたくなれば、棚をとれば置くことができるからです。

通気

通常のクローゼットとは違い、窓を設置することが可能な場合もあります。クローゼットの奥にカビが生えていた!ということになれば、せっかくの服にもカビがついているかもしれません。そうならないためにも、窓の設置をおすすめします。できれば、窓を対角線に2か所。窓と出入り口のドアで合計2か所でも大丈夫です。窓から入ってきた風が、ドアから出ていくということになれば、空気の入り口と出口があるということになって通気性がよくなります。窓の種類は、風を取り込むことに優れた「たてすべり出し窓」か、少しくらいの雨なら窓を開けてても雨が部屋に入ってきづらい「よこすべり出し窓」がおすすめです。どうしても窓が設置できない場合には、換気扇の設置をおすすめします。タイマー式にしてスイッチをONにすれば、設定した時間が経過すれば自動的にスイッチをOFFにすることもできます。電気代が気になるかもしれませんが、今どきの換気扇の電気代は大したものではありません。我が家の換気扇だと、24時間1か月間つけっぱなしでもでも300円程度です。換気扇つながりでもう1つ案があります。通常の24時間換気は、一般的な家だとLDKと寝室と子供室だけを換気することを考えて設計しています。家づくりの際に、担当者に「ファミクロも24時間換気してください。」と言えば、簡単にファミクロ内を換気できるようになります。画像のような給気口が1つ点くだけです。

 

UV(紫外線)カット

窓を設置する場合は、窓ガラスにUVカット機能があるかどうかの確認をしてください。紫外線は、服の色あせや傷みに影響します。なるべくカット率の高いガラスを選んでください。気に入った窓のUVカット率が低い場合は、UVカット率が100%に近い透明のガラスフィルムを貼ることをおすすめします。

こだわりふくろう
 

今回は、ファミリークローゼットを設置する際の注意点についてまとめてみました。
次回は、ファミリークローゼットと通常のクローゼットの折衷案についてお話しします。