風通しのいい家づくり

風通しのいい家づくり

夏に快適な家は風通しから。ポイントは入り口と出口!水平と上下の通気。隣家と近くても大丈夫。風を取り込む方法もあります。カビ対策にもなります。
こだわりふくろう
 

こんにちは「理想の家づくり」の福来朗です。
今回は、風通しのいい家づくりのお話です。

 

今日のキーワード

入り口と出口 ・ 水平の換気 ・ 上下の換気 

風通しの基本は、南からの風を取り込み、北へと出す事です。ここを意識した家づくりをすると、風通しの家づくりになります。特に、夏を意識して家づくりをするのがおすすめです。

 

風通し 基本中の基本

風の入り口と出口を作ります。一般的な部屋だと、水平の換気で考えれば問題ないです。しかし、吹き抜けの場合はもう一歩進んで、窓を設置した方がより効果的です。暖かい空気は上にたまり、冷たい空気は下にたまります。この特性を利用して、夏は南の風ですから、南面に窓を設置し、北に高窓か天窓を設置して上下にも換気するのが正解です。

ポイント


水平の換気上下の換気も、できるだけ対角に窓を設置すると効果的ですが、間取りなどの都合上で、無理な場合もあります。窓の配置はだいたいできてればOK!くらいでも充分です。また、1つの部屋では窓が1つの場合でも、ドアを開けて廊下などの窓から通気すると風の入り口と出口が作れます。

通気におすすめの窓TOP4

1位 引き違い窓

2位 たてすべり出し窓

3位 よこすべり出し窓

4位 天窓(トップライト)

1位 引き違い窓

割安なタイプの窓です。南面に掃出し窓をするなど、大きな窓にしたい場合におすすめです。

2位 たてすべり出し窓

別名がウインドキャッチ窓というくらいなので、風を室内に取り込むのに優れた窓です。
隣家と近い場合や、東面や西面の窓でも南からの風を室内に取り込めます。たてすべり出し窓を2つ以上並べて設置する場合は、窓を開ける向きに注意してください。開ける方向を間違えている窓を見ることがあります。効果が激減します。

3位 よこすべり出し窓

たてすべり出し窓を90度回転させた形状です。少々の風雨でも雨が降り込みにくいです。電動式もありますので、高所での使用にも安心です。軒先があるとさらに雨が入りにくくなります。

4位 天窓(トップライト)

上下の換気におすすめです。風が無くても暖かい空気が自然と外に排出されます。

 

窓選びのポイント

南面が大きく、北面は小さく。
南の風をより多く取り入れれば、北面の風の出口は小さくても風が出ていきます。
反対にすると、冬寒い家のできあがりです。

こだわりふくろう
 

風をうまく取り入れて、風通しのいい家で快適に過ごしたいですね。