あなたの住む家が欠陥住宅だったら?? ー 住宅瑕疵担保履行法 ー

あなたの住む家が欠陥住宅だったら?? ー 住宅瑕疵担保履行法 ー

もし、あなたがこれから住む家が欠陥住宅だったら??住宅瑕疵担保履行法という法律があります。この法律には、あなたの家に欠陥や不具合があった場合に直すことを保証すると定められています。
こだわりふくろう
 

今回は、住宅瑕疵担保履行法についてです。
何やら難しそうでよく分からないと思われたでしょうが、すごく簡単にお話ししますので、がんばって読んでみてください。

 

今日のキーワード

住宅 ・ 瑕疵 ・ 担保 ・ 履行 ・ 法

住宅瑕疵担保履行法

住宅瑕疵担保履行法を分解してみると、

  • 住宅・・・あなたが住む家のこと。
  • 瑕疵・・・欠陥や欠点のこと。
  • 担保・・・不具合があった場合に、保証・直すこと。
  • 履行・・・何かを行うこと。
  • ・・・守られるべきとりきめ。

となります。要するに、住宅瑕疵担保履行法とは、「あなたの家に傷や欠点があった場合には直すことを保証します」ということを定めた法律です。
これで、住宅瑕疵担保履行法を大まかには理解してもらえましたか?
住宅瑕疵担保責任保険協会が説明をしていますので、動画でもご覧いただけます。

瑕疵・担保・履行

ここからは①瑕疵 ②担保 ③履行の3つの言葉を詳しく見ていきます。

瑕疵とは


床に小さな傷があるとか、窓が少し汚れているというのはこの法律では瑕疵にはなりません。
構造体力上主要な部分と雨水の侵入を防止する部分の欠陥を指しています。

  • 構造体力上主要な部分・・・ここに欠陥があると家が傾く。
  • 雨水の侵入を防止する部分・・・ここに欠陥があると雨漏りになる。

 

担保とは

瑕疵があった場合に、家を直すということです。

 

履行とは

履行とは 直すことを実行することです。

 

直すのはいいけど、その際の費用はどうするのか?

 

それは、保険になります。家を直す費用をまかなう保険(新築住宅かし保険)のことです。
引き渡し後10年以内に瑕疵があった場合、補修を行った事業者に保険金が支払われる仕組みです。
※、建てた建設会社が廃業や倒産している場合は、保険法人に対して瑕疵を直した費用を請求できます。


出典:住宅瑕疵担保責任保険協会

住宅瑕疵担保履行法は、全ての新築住宅の施工業者に保険(新築住宅かし保険)に加入すること、もしくは、あらかじめ法務局などの供託所に供託金(保証金)を預けておくことを義務づけています。
家を建てる=住宅瑕疵担保履行法に守られているのです。
引き渡しから、10年経過する前に、家に重大な欠陥があったときは泣き寝入りすることなく、法律によって保険であなたの家を直せるということになります。

こだわりふくろう
 

いかがでしたか?
「住宅瑕疵担保履行法」というと難しそうですが簡単だったでしょう?