子供部屋 ②

子供部屋 ②

子供部屋は配置・広さ・動線・音も考えましょう。モデルハウスや見学会で見たおしゃれな家のマネをして大失敗なんてこともあります。普段の生活・お受験のときも考えて!
こだわりふくろう
 

今回も引き続き子供部屋についてのお話です。
今回は、②配置 ③広さ ④動線 ⑤音 についてのお話です。

 

今日のキーワード

後の使い道 ・ 吹き抜け+リビング階段は要注意

子供部屋の決め方

② 配置

以前は南面がほとんどだったように思います。
しかし、あえて北面に配置することもあります。
 ・昼間は学校に行っているし、子供部屋を使う時間帯はほとんどが夜だから。
 ・休みの日に勉強するときに南面だと日差しが強すぎるときがありますが、北面だと落ち着いて勉強ができるから。
 ・台風のときに南面だと雨風の音がうるさい、飛来物が心配だから。
もちろん、南面に子供部屋を配置するのも正解だとは思いますし、東面や西面に配置しても正解だとは思います。

 

③ 広さ

子供部屋の広さを決める前に、まずは子供部屋の特長をまとめます。
特長をよく理解すれば、今回のテーマの「広さ」だけでなく、配置・内装・収納なども決めやすいと思います。

子供部屋の特長
用途

勉強と睡眠。
(子供部屋で勉強をするのは、小学校の高学年以降が多い。)

使う期間

短いと・・・小学校の高学年~高校卒業までの約10年間。
長いと・・・小学校の高学年~30歳くらいまでの約20年間。
もしくは・・・まったく分からない。

使う時間 昼間はほとんど使わない。(昼の間は学校・部活動・塾が多いから。)
その後

子供が巣立った後をどうするか?
(収納・趣味室・サニタリールームなどとして、第2の用途で活用を!)

内装 子供自身が選ぶか?子供が使う前後の期間も考えて選ぶか?

リビングに家族が集まるようにと考えるのであれば、子供部屋は勉強と睡眠の部屋になり4.5畳程度で十分でしょう。
子供が巣立った後の使い道としては、日当たりと風通しのいい部屋であれば室内干しができますし、日当たりや風通しの悪い部屋であれば、収納部屋としても使えます。こういった用途では、4.5畳程度で十分だと思います。また、子供の友達も来やすいようにとか、子供が巣立った後に趣味室として少しゆったりめの場所が必要と考えるのであれば、6畳か6畳以上がいいでしょう。

つまり、子供部屋と後の使い道を考えて広さを決めて欲しいのです。
いずれにしても、この広さが正解!というのはないです。

④ 動線

「子供部屋はリビングを通過して家の出入りができるようにしたい。」
もちろん、正解です。
しかし、当ブログでもお話ししてきましたが、メリットがあれば必ずデメリットもあります。
デメリットとしては・・・、
 ・休みの日にリビングでテレビを見ていたら、子供が友達を連れて帰ってきた。
  お父さんはパンツ一丁で、お母さんはすっぴんでいました。さあ大変です。
 ・子供の帰宅や外出は把握できるようになったけど、「ただいま。」「行ってきます。」が言える?

 

教育としては、リビングを通過しなくてもきちんと「ただいま。」「行ってきます。」が言えるような子供にしつける方が大事だと思います。

 

⑤ 音

高断熱・高気密住宅の普及で、空間を大きくしてもエアコンのききがよくなったので、吹き抜けやリビング階段が増えています。そうすると、リビングと子供部屋を仕切るのは、子供部屋のドア1つという場合があります。吹き抜けは、開放感や家族が身近に感じられるなどメリットはありますが、私の友人で吹き抜けにしてこんな困ったことがあるという話を聞きました。
「子供がお受験で、もの凄い気を使う。リビングのテレビの音が子供部屋にも聞こえるから、自分がギリギリ聞こえる程度の音量にしている。」
だったら、音が伝わりにくいドアにすれば?ということになりますが、シックハウス症候群の問題で気密性の高いドアには制限があります。
吹き抜け+リビング階段は要注意です。

こだわりふくろう
 

今回はここまでです。
次回も子供部屋ですが、⑥ネット環境 ⑦内装 についてのお話です。