新築・注文住宅の決め方とは?決まらないときは?(その②)

新築・注文住宅の決め方とは?決まらないときは?(その②)

注文住宅は決めることがいっぱい。初めての家づくりはこうやって決める!間取りから仕上げ材まで家族で納得の決め方とは?
こだわりふくろう
 

今回は、前回の決め方続きです。家族で話し合っても決まらなっかった場合は?です。

 

今日のキーワード

決める人 ・ プロ

STEP2 決める人が決める

ややこしい言い方ですが、「決める人 決める」ために、決める人 決めます。
例えば、キッチンを決める時はキッチンを一番使う人が決める、お風呂を決める時は家族の中で一番お風呂に入る時間が長い人が決める、といった具合に、決める人を決めておくのです。

 


一番使う頻度が高い人や長く使う人が決めると、不満も出にくいと思います。
これでも決まらない場合は、多数決です。日本は民主主義国家なので民主的に決めましょう。
でも、家づくりは100以上の決めごとがあるので、これまでの決め方でも決まらない場合があります。
どれかに決めないと家は建ちません。
最終手段は、プロに決めてもらう です。

STEP3 プロに決めてもらう


プロの方は、洗面台は洗面台のことだけを考えては決めません。
家族全員の好みや、家全体の雰囲気や、将来的なことも考えて提案してくれます。
決めかねた場合は、徳島県にも素晴らしい建築士がいますので、ぜひとも建築士の意見を聞いてみてください。

福来朗の余談

あるお店の改装工事でのお話しです。
多くの改装工事は、お客様と建設会社との話し合いで様々なことを決めていきます。
しかし、そのお店は建築士事務所(設計事務所)が設計業務をしました。設計業務というと、図面を描くような業務だけを思い浮かべる方も多いと思いますが、仕上げ材の色決め・照明の配置等々、トータルでの設計業務です。

 

私は、プロのトータル設計に興味があって楽しみにしていたのですが、工事の途中で見たときは全くの期待倒れでした。お店の内装は、天井も壁も床も黒っぽい色ばかりの陰気臭い仕上がりで、はっきり言って「これがプロか?変な店!」という感想でした。
工事が最終段階になって、見たときも「やっぱり変!」と思っていました。
ところが、気になっていたので1ヶ月ほどたって、そのお店を訪れた時に考えが変わりました。

 

 


テレビで家の改装工事をする番組の決め台詞、
「なんということでしょう~!」
この状態です。


 

 

内装を黒っぽい色で統一したのは、お店に陳列した商品に照明を当て、より目立たせるためでした。おそらく、窓からの光の差し込み具合と照明の色のバランス、商品の陳列方法・お店の雰囲気なども計算してのトータルでの空間づくりをしていたのです。
一般の方は、仕上げ材を決める時は仕上げ材だけ、照明を決める時は照明だけを考えますが、プロはトータルでの設計を行います。
それが、プロです。

 

こだわりふくろう
 

次回は、決め方を間違えるとどうなるか?についてお話しします。