地震に強い家づくりは土地選びから

地震に強い家づくりは土地選びから

どんなに耐震性能のいい家を建てても、地盤が弱かったら?地震に強い家づくりの第一歩は土地選びから!土地選びのポイントとは!?
こだわりふくろう
 

【今日のキーワード】

   土地選び ・ 地震対策 ・ 地盤    

こんにちは「理想の家づくり」の福来朗です。
今回は、地震についてのお話です。
地震に強い家でも、地盤が悪いと家の被害は大きくなってしまいます。
地震に強い家づくりの第一歩は土地選びから。

 

いい地盤の土地の探し方

① ネットで調べる

参考サイト

「地盤サポートマップ」というサイトがあります。
住所を入力して検索すると、調べたい土地が地震に強いかが分かります。
同じ震度でも、土地によって地震の揺れが違う場合があります。地震時、揺れやすい土地と揺れにくい土地です。地盤が柔らかく揺れやすい土地だと、同じ震度でも建物へのダメージが変わります。また、液状化の可能性にも気を付けてください。

今回は地震のお話ですが、せっかくですから国土地理院が公開している「重ねるハザードマップ」も参考にしてください。洪水や土砂災害などの情報が分かります。

 

地名

地名から地盤沈下や液状化のリスクが分かる場合があります。地名は周辺環境にちなんだ名をつけている場合があるからです。水を連想させる漢字がある地名には注意が必要です。川・泉・岸などの漢字や、「さんずいへん」のついた池・江・沢・沖・潮・浜などは地盤が弱い可能性があります。

② 現地で調べる

過去の地図で調べる

過去に川が流れていたり、沼や池があったりしたところは、地盤が弱い可能性があります。
図書館や役所で調べることができます。

古い建物を探す

東南海地震は1944年12月7日に発生しています。この日以前に建っていた建物が残っていると、そこの地盤は強い可能性があります。また、神社やお寺がある場所は、災害に強いという説があります。必ずしも 災害に強いというわけではありませんので、参考程度にしておくべきでしょう。

津波避難タワー

津波が来る恐れのあるところに津波タワーがあるので、津波のリスクが高い可能性があります。

③ 水の近くは避ける

川や沼や湖の近くだと地盤が弱かったり、海の近くだと津波が来たりする心配があります。
どうしても、水の近くに住みたい場合はよく調べてからにしてください。

地盤を気にするわけ

家を新しく建てるときや建て替えるときには地盤調査というのが義務付けられています。この調査をもとに、すぐに家を建ててもいいのか?地盤改良を行った後に家を建てるのか?が決まります。

一般的に地盤の調査は家を建てる契約を結び、建築工事が始まってから行います。つまり、契約金額が決まっていても、地盤調査の結果が悪いと、地盤を改良するための追加費用が必要になります。将来的には、地盤が悪い場所は地価が下がりやすいですが、地盤がいいと下がりにくいということもあります。また、地盤が悪いと地震の際に地盤の影響で揺れが大きくなり建物への影響が大きくなりやすいです。
「なぜ地盤が大切か?」おわかりいただけたでしょうか?

こだわりふくろう
 

今回のお話はここまでです。
次回は、家づくりでできる地震対策についてお話をします。