【今日のキーワード】
準備 ・ 施工方法 ・ 段差
マグネットでいろいろな小物を壁に貼り付けると、便利に快適に過ごすことができることは、前回でお分かりいただけたと思います。
今回は、マグネットを活用するための準備や注意点についてお話しします。
まずは、どのような方法で壁の準備をするかです。
方法としては3つあります。以下の3パターンは施工方法が違いますので、事前に決めておく必要があります。
マグネットパネルは、キッチン・浴室・リビングなど様々な場所で使用でき、各メーカーから様々な商品が出ています。
キッチンパネルには、磁石がくっつかないタイプとくっつくタイプがありますのので、採用する際は注意してください。
我が家の浴室は、タカラスタンダードのホーロークリーン浴室パネルを採用して、マグネット付きのタオル掛けやマグネット収納を使っています。マグネットは強力で、普段使いではずれるどころかズレたこともありません。また、浴室以外では同じタカラスタンダードのエマウォールがおすすめです。こちらは、ショールームで試しましたが十分すぎるほど強力にくっついていました。また、傷が非常につきにくいです。ショールームでアドバイザーさんがキッチンパネルを小槌で叩いた実験をしてくださったときに、ほとんど傷がつかなかったのにはビックリしました。


参照:例、タカラスタンダード社製・ホーロークリーン浴室パネル / タカラスタンダード社製・エマウォール
マグネットがくっつくタイプのクロスです。
マグネットだけでなく、画鋲やピンで刺すこともできるタイプです。
※1、画鋲やピンで止める場合には、石膏ボードではなくベニヤ板かコンパネの上にクロスを貼るようにしてください。
石膏ボードだと何度も画鋲を刺していると傷みます。
※2、軽い物(紙類くらい)しか掲示できません。


参照:例、サンゲツ社製・サンマグネット
通常のビニールクロスを貼る前に下地材を貼ります。下地材がマグネットとくっつきます。
※3、掲示用クロスと同様、軽い物しか掲示できません。ビニールクロスによっては、傷がつきやすいので表面強化タイプがおすすめです。それでも、キッチンパネルよりは傷がつきます。
※4、仕上げ材のビニールクロスの厚みが厚かったり凸凹が大きいとくっつきにくいです。
※5、壁一面に貼るか、ニッチ内だけに貼ることをおすすめします。部分的に貼る場合は少しだけ段差ができます。特にダウンライトや間接照明の近くや、斜め方向から光が差し込むときに段差がよく目立ちます。これは、建築のプロでも勘違いしている人が多いのですが、職人さんの技術の問題ではなく、施工方法の問題です。
※6、下地材や仕上げ材のビニールクロスによっては、接着剤から発生するガスがうまく抜け切れずに、点々と気泡が生じる場合があります。こちらは職人さんの技術の問題です。ちょっとした工夫が足りません。
参照:例、サンゲツ社製・サンマグネシタジ
マグネットがくっつくホワイトボードなどを壁に取り付けるという方法もあります。こちらの場合は磁力が強い場合も多く、設置場所を決めるときは後からでも微調整がしやすいです。ただ、取付け用の下地が必要になりますので、ご注意ください。
設計の段階で決めておかないと、御見積り金額や工期に影響が出ますので注意してください。
| 磁力 | 価格 | キズ | |
|---|---|---|---|
| ①マグネットパネル | |||
| ②掲示用クロス | |||
| ③下地材 |
よくある失敗例は、「思ったより磁力が弱かった・・・」です。
解決方法は、キッチンパネルや掲示用クロスや下地材などのサンプルを用意し、実際にくっつけてみればどれくらいの磁力かを確認できます。
まずは、サンプルで確認してから、どれを採用するかを検討しましょう。
