【今日のキーワード】
イメージ ・ 余裕
今回は具体的なコンセント計画の仕方についてです。
コンセントの計画については今まで3回にわたって様々な説明をしてきました。そのことを踏まえて、今回はどのようにコンセント計画をするのかをご説明します。
まずは、具体的に使う家電製品をイメージをすることです。
頭の中で思い描くだけでは覚えきれないので、設計の担当者に家の平面図をもらってください。平面図をくださいと言えば簡単にくれるはずです。もしくは、PDFファイルでもらって書き込んでいくこともおすすめです。
こんな風に書き込んでいくと分かりやすいと思います。
除湿器やサーキュレーターなどの季節によって使うものもできるだけ書き込んでください。
そうすることで、必要なコンセントが分かりやすくなります。
個人的には、付箋に「冷蔵庫 400W」という風に書いて、使用したい場所に貼り付けてコンセント計画をたてました。
こだわりたいところは伝えないと分かってもらえないので、要望はきちんと伝えましょう。
特に注意しておかなければならない場所はキッチンです。キッチンで使う家電製品は、消費電力が大きいものが多いので、同時に使う場合をよく考えて配線計画を立ててください。
キッチンに次いで重要な箇所はテレビの周辺です。多い場合だと、テレビ、ブルーレイディスクレコーダー、HDD、スピーカー、ゲーム機、ビデオカメラなどを複数同時に使う場合がありますので、消費電力は大して大きくはないと思いますが、コンセントの差込口が複数同時に必要になります。
目立つ場所がこんな状態だとせっかくの新築が台無し・・・。
消費電力や設置場所は余裕を持って計算してください。ブレーカーが落ちないためにも必要なことです。
玄関や廊下にはコンセントはいらないと思ったけど、必要なときがあった・・・とか、家電製品を買い替えると消費電力が大きくなって、ブレーカーが落ちるようになった・・・とか後から後悔してもはじまりません。
容量的にも空間的にも少し余裕を持った方が、住み続けるうえでは使い勝手がいいと思います。
ここまでは、あなたの要望の伝え方のお話ですが、せっかく建築のプロの意見を聞くことができるのですから、、設計の担当者からのアドバイスもぜひ参考にしてください。
今回はここまでです。