ヒートショックだけじゃない!家づくりから始める入浴事故対策

ヒートショックだけじゃない!家づくりから始める入浴事故対策

ヒートショックだけじゃない!高齢者の入浴事故で多いのは熱中症。家づくりから始める入浴事故対策。老後もケガや体調が悪いときにも安心の家づくり。
こだわりふくろう
 

【今日のキーワード】

  ヒートショック ・ 転倒事故 ・ 熱中症   

 

今回は、入浴事故のお話です。
せっかく家を建てるのですから、入浴事故がおきないような家を建てませんか?
老後だけでなく、ケガや体調が悪いときにも安心の家づくり。

気を付けてほしい入浴事故は、3つあります。

ヒートショック

1つ目は、ヒートショックです。冬になるとよく聞くワードだと思いますが、そもそも、ヒートショックとは?

 

ヒートショックとは?

気温の急激な変化によって、血圧が大きく上下に変動することで、湿疹・心筋梗塞・脳卒中といった血管の病気などが起きる健康被害のこと。ポイントは気温の急激な変化が原因となることです。

ヒートショック対策

家づくりでできるヒートショック対策です。
例えば・・・
暖かいLDKから、寒い脱衣室に移動して洋服を脱ぐ、浴室も寒い、暖かいお湯に入る。となると、気温の急激な変化によって、血圧が大きく上下に変動してヒートショックになる危険性があります。そこで、暖かい場所はそのままに、寒い脱衣室と浴室を暖かくすれば、ヒートショックになる危険性が下がります。
対策としては・・・、

①高断熱高気密

脱衣室と浴室を高断熱高気密にする。
ポイントは窓。どんなに高断熱高気密の窓よりも、窓を付けない方が高断熱高気密にできますし、コストダウンにもなります。しかし、窓を付けないと通気性が悪くなり、カビが発生する可能性があります。おすすめの窓は、「樹脂窓のペアガラス」で「すべりだし窓」にすることです。樹脂窓のペアガラスで高断熱に、すべりだし窓は周囲にパッキンが付いていますので高気密にできます。

②機械で暖かくする

脱衣室はエアコンやヒーターで暖かく、浴室は浴室暖房を設置して暖かくすることができます。浴室暖房を設置しなくても・・・、という人は、入浴前にシャワーで浴室内にお湯をまくという方法もあります。

転倒事故

2つ目は、転倒事故です。
浴室内は、床に水があるので滑りやすく、壁に手をついても水滴がついているので、こちらも滑りやすくなっています。

 

床で滑りにくくするための対策

①洗い場の床

浴室のメーカーは、滑りにくい床材を提案しています。ぜひとも、ショールームで体感して納得して選びましょう。

②浴槽の床

こちらも、浴室のメーカーが滑りにくい浴槽を提案しています。ショールームで体感して納得して選びましょう。

洗い場の床・浴室の床とも、各メーカーは滑りにくいけど、掃除がしやすい工夫をしています。

 

壁に手をついても滑りにくくする対策

手摺を付けましょう。
手摺は、建築工事のときに付けるのがおすすめです。家を建ててからでは割高になったり、思うようなところには付けられなかったり、おしゃれじゃなかったりします。また、シャワーバーを手摺として使える商品もあります。若いときには手摺は不要と思っても、ケガをしたときや老後には必要になるので、家を建てるときに手すりを付けておきましょう。

熱中症

3つ目は、熱中症です。
意外にも、令和3年12月5日の日本医師会が提供している日医ニュースによると、高齢者の入浴事故の調査では、
ヒートショック・・・7%   
熱中症・・・・・・84%
熱中症を原因とする入浴事故がヒートショックよりも10倍以上起きています。残念ながら、家づくりでできる熱中症をおこさないような対策は、ありません。日常生活での対策を2つお話しします。

 

日常生活での対策

①水分補給

入浴前は、のどが渇いていなくても、水分補給をしてから入浴しましょう。

②41℃・10分以内

お湯の温度は41℃以内にして、入浴時間は10分以内にしましょう。

 

少しでも入浴事故を小さなものにするための方法

①浴室リモコン

意識があれば、浴室リモコンの通話・呼び出し機能で家族に助けを求めることができます。

②引き戸

浴室の洗い場で倒れてしまった場合に、片開きや折れ戸だと倒れた人がいるからドアが開かないときがあります。引き戸だとこのような心配がないのでおすすめです。
※、開き戸は、ドアを脱衣室側に開けるようにすると、ドアについた水滴が脱衣室側に落ちてしまうので、浴室内側に開けるようになっています。

さいごに

家づくりの段階で入浴事故まで考えるのは大変ですが、もしも!を考えた浴室づくりをしましょう。

 

こだわりふくろう
 

今回のお話は、ここまでです。