【今日のキーワード】
使い勝手重視 ・ コストダウン ・ 変更可能 ・ 後から
今回は、収納のお話です。
安くて簡単な便利収納にするお話です。収納方法ごとにおすすめの部屋もお話しします。
家づくりは決め事がいっぱい!特に注文住宅だと、決めていくだけでも大変な作業に!
そこで、決め事を減らしつつ簡単にできる収納のポイントをお話しします。
収納で大事なことは見せる収納か?隠す収納か?を最初に決めることです。
見せる収納はおしゃれ!
隠す収納は使い勝手!
を優先しましょう。この2つを決めておくと、予算の割り振りや見本決めが少しは楽にできます。
つまり、
見せる収納は、多少高くてもおしゃれが優先で見本決めに時間をかけて、隠す収納は、使い勝手重視でコストダウンして、見本決めの時間も短縮できます。
重いモノは無理なので、カタログやHPで耐荷重を確認しましょう。固定の棚にすると、棚の枚数と棚の取り付け位置も決めなければいけないので大変です。可動棚だと、思ったより少し多めの棚の枚数にしておけば、思ったより多くても大丈夫です。棚の位置は変更可能なので、荷物の整理をしながらでもOK。
パントリー、シューズクローゼット、リビング収納などの様々な場所に
※、重くないモノを隠す収納にする場合はおすすめです。
参考ブログ:可動棚のポイント
大がかりな収納場所におすすめです。家づくりの段階では、棚などを何も付けない部屋にしておいて、家が完成後にスチールラックを置くと無駄のない収納ができます。スチールラックがおすすめの理由は他にもあって、荷物を直置きにするより、1段目を床から少し離すだけで、通気ができカビが発生しにくくなります。さらに、部屋の用途変更をする場合には、荷物とスチールラックを撤去するだけで何もない部屋の完成です。棚などを設置してしまうと、後から部屋の用途変更ができません。コストダウンにもなります。
小屋裏収納、納戸・パントリー


さまざまな建材メーカーが、様々な種類のニッチ収納を販売しているので、メーカーのHPをチェックしてください。
スリッパ収納・・・玄関ホール
ニッチ収納・・・洗面、トイレ、パウダールームなどの壁面収納全般
単なるニッチ・・・LDKに設置してインターホンやお風呂の給湯のリモコンを設置


服などを吊ったり吊らなかったりする場所に便利です。メーカー違いでホシ姫サマという商品もあります。どちらもおすすめです。取り外しができたり、昇降式の商品もあって、必要なときに使って不要なときには目立たないようにもできます。また、小さなお子さんが吊るすときは、低めに下げると一人でも吊るすことができます。注意して欲しいことは、アイアンパイプほどは重いモノを吊れないので、耐荷重をカタログやメーカーのHPで確認してください。
シューズクローク・・・アウターやレインコートを吊る

インスタグラムでも解説しています。
是非、お立ち寄りください。
DIY好きならおすすめ。棚などを設置するときは、より強固にどこにでもネジ止めできるし、汚れが目立ちにくいです。
通常の壁は、プラスターボードでネジ止めにはおすすめできません。プラスターボードの裏にある柱などの木を探して、ネジ止めしますが大変です。
納戸・趣味部屋
ちょっとした小物を吊るのに便利です。専用のフックなどを穴に差し込んで使います。ニッチの背面を有効ボードにすると、壁よりも出てこなくて人が通っても当たりにくくなって便利です。
玄関ホール・・・カギをかける
子供室やクローゼット・・・小物掛け

有孔ボード

タカラスタンダード社のホーローパネルは、磁石で強固に取り付けられるのでおすすめです。軽いモノなら落ちる心配はないです。ショールームで体感できるので、ぜひ試して納得してください。ビニールクロスやビニールクロスの下地に磁気を含んだものを入れて磁石でとめられるものもありますが、重いモノをとめるほどの磁力はなく、紙のような非常に軽いモノを張り付ける用だと考えた方がいいでしょう。
浴室・・・鏡、収納ボックス、タオル掛け(ホーローパネル)
キッチン、パントリー、子供室・・・用紙の掲示(クロスやクロス下地)
服の収納計画は大変です。特に子供は成長するとどれだけ服が増えるのか分かりません。そこで、オーダーメイド家具にするよりも収納ボックスにした方が、服の増減に対応できるだけではなく、クローゼットの収納スペースがたりなくなれば、衣替えのときに使わない衣装ケースごと納戸や小屋裏収納に移動できて便利です。
クローゼット


参考ブログ:収納の基本!クローゼットの 重要ポイント
見せる収納:見せるが大事で収納は後回し
隠す収納:収納が大事で見せるはナシ
つまり、見せる収納は見せたいモノを飾るのがメインで、収納目的にはしない方がいいです。飾ってあるモノにホコリがついて掃除が大変になります。余程、飾って見せたいモノ以外に見せる収納はおすすめできません。反対に隠す収納は隠れますからおしゃれは後回しに、収納量や使い勝手やコストを重視し、どちらにしようか迷ったときにだけおしゃれな方を選びましょう。
今回のお話はここまでです。
