【今日のキーワード】
知らない言葉は聞こう
今回は、建築用語のお話です。
図面の内容を100%理解できる人は、建築業界にたずさわる人でもほとんどいません。
基本の用語だけを覚えて「後は担当者に教えてもらおう!」でいいと思います。
覚えておくといい基本の建築用語についてお話しします。
㎡以外では畳・帖・坪があります。
はっきりとした決まりがない単位です。
1畳・1帖は、どちらも畳1枚分の広さで、畳は和室、帖は洋室の広さを表すときに使いますが、和室洋室の関係が無く畳も帖も使われています。
では、1畳/1帖は何㎡でしょう?
これも決まりはなく、
京間:1.82㎡ 中京間:1.65㎡ 江戸間:1.54㎡ 団地間:1.44㎡
といった具合にバラバラです。
後でお話する建築図面のグリッドは910㎜(0.91m)なので、1畳・1帖=1.65㎡(1.82m×0.91m=1.65㎡)で使われることが多いように思います。
910㎜間隔で表記されたグリッドの4マス分=中京間の2畳分が1坪=3.31㎡です。
計算式では1.82m×1.82m=3.31㎡になります。
坪とくれば「坪単価」という言葉があります。坪単価という言葉はきちんとした決まりはなく、プロの人でも解釈はバラバラです。坪単価は勘違いしやすい言葉ですので、坪単価についてのブログ記事でくわしくお話しています。参考にしてください。
参考ブログ:坪単価って何?知ってるようで知らない坪単価と坪数


図面を描くときに基準となるタテとヨコの線のこと。一般的に、グリッドのほとんどは910㎜間隔で描かれていることが多いです。
単位は ㎜ 表記が一般的で、単位が記載されていない場合は、㎜ を省いていることが多いです。
また、覚えておいてほしいのは、寸法を表すときに 「○○910」 と言うときがあって、この○○が3種類あるということです。
| 内々 | よく使うのは壁の内側から内側まで。「廊下の内々の寸法は?」という風に使います。引っ越しのときに大型の荷物を運ぶときに役立ちます。家具や冷蔵庫などの搬入経路の確認に使うことがあります。また、クローゼットの衣装ケースを買うときに、「クローゼットの内々の奥行は?」と質問をすれば、衣装ケースの奥行の最大寸法が分かります。 |
|---|---|
| 芯々 | 通常はグリッドからグリッドまでを表しますが、グリッド上にない壁の厚みの中心から壁の中心までを指すときもあります。 |
| 外々 | これは業者の人以外は使うことがほとんどないと思います。家の外壁面の寸法を知りたいときでしょうか?たぶん、使わないでしょう。 |


入隅と出隅です。下の画像を参考にしてください。


「無地のクロスは入隅でカットして、ジョイントコークで仕上げてください。」
と、言葉を覚えて必ず使って欲しいです。
クロスを貼るときは、クロスを入隅で切って、入隅の処理をジョイントコークでするということです。
柱や梁の収縮などで、入隅のクロスにシワが入ったり、破れたりすることがあります。ほぼ全ての家でこんな現象が起きると思ってください。このようになると修繕が大変ですが、入隅でカットしてジョイントコークで仕上げていると、プロでない人でもジョイントコークを購入すれば修繕できます。
| GL(Ground level) | 地盤面の高さを表します。たいていは家の前の道路からどれだけ高くなっているかを表しています。「±0」を図面で探してください。そこからの高さを表します。 |
|---|---|
| FL(Floor level) | 地面から床までの高さを表します。例えば、「FL500」と描かれていれば、地面から床までは50㎝ということになります。 |
| CH(Ceiling Height) | Ceilingは天井を、Heightは高さなので天井高のことです。床から天井までの高さを表します。天井高で多いのは240㎝です。 |
異なる材料同士で仕上げるときに生じる段差や隙間を解消するために使う部材のこと。
例えば、廊下とトイレで床の材料を変えたときは、「見切り材は閉めたドアの真下で入れてください」と伝えましょう。少しだけドアの向こうの床材がでていると不細工です。
窓の下の部分が床まである窓のこと。窓を開けて、部屋のホコリやゴミをほうきを使って外に掃出していたことから、「掃出し窓」と呼ばれています。
窓の下の部分が、壁の中ほどにある窓のこと。中連窓の取付け高さは2mくらいが多いですが、高い位置に設置する高窓や、掃出し窓のように床の高さに合わせる地窓もあります。
クロスを貼ったり漆喰を塗ったりするために必要な部材のことを指したり、壁掛けテレビや手摺を設置するために必要な部材のことを指したります。
壁掛けテレビは重いから、手摺は体重をかけるから、何重キロという重さがかかるとプラスターボードにビス止めでは落下してしまいます。そこで、重さに耐えるための部材が必要になります。使い方としては、
「壁掛けテレビを設置するので、下地を設置してください。」
「棚を設置したいので、下地を設置してください。」
というような具合です。
家づくりでの下地についてのお話は、こちらを参考にしてください。
参考ブログ:家づくり 下地は必要です!①

クロス下地

取付け下地
