カビと高気密高断熱住宅の関係は?家づくりからできるカビ対策!

カビと高気密高断熱住宅の関係は?家づくりからできるカビ対策!

意外な落とし穴!高気密高断熱の家はカビが生えやすい!カビをはやさないための家づくりと住んでからもできるカビ対策を徹底解説!

2024年6月6日更新

こだわりふくろう
 

【今日のキーワード】

  カビの発生条件 ・ 対策  

 

 

家づくりを考えている方は、「カビ対策は家が完成して、住んでからのことでしょ!」と思われるかもしれませんが、家づくりをする段階からできるカビ対策があります。もちろん、家が完成して日常生活でのカビ対策も必要です。
今回は、まず家づくりをする段階でのカビ対策からお話をします。

カビの発生条件とは・・・

①気温(5℃~35℃)と②栄養(建材やホコリや水分)

条件 対策
①気温 5℃~35℃前後 この気温以外で人が住むのは大変なので、気温でカビ対策をするのは無理です。
②栄養 建材 家は建材からできているので、建材での対策は重要です。
ホコリ

掃除を心がけてホコリを少なくしましょう。
目指すは掃除しやすい家づくり!

水分 ここが今回のポイント!

 

今回のポイント「水分」について、詳しくお話しします。
カビが発生する湿度は、70%以上とも80%以上ともいわれていますが、ここまで湿度が高くならなくてもカビは発生します。特に注意したいのが「結露」です。①の気温と②栄養(結露による表面の水分)でカビが発生しやすくなります。発生したカビは、建材やホコリを栄養分として成長していきます。この流れを断ち切ることがカビ対策では重要です。

 

では、表面の水分(=結露)をなくす対策はどういったものがあるでしょうか?
具体的に、家づくりの段階と住んでからの両面から、対策を考えてみましょう。

家づくりの段階でできる対策

対策1 素材や材料

結露しにくいものを選ぶ
ペアガラスで樹脂のフレームにする。
建材

調湿効果のある建材を使う。(エコカラットや無垢の木や漆喰など)
防カビ効果のある建材を使う。ビニールクロスなどで「防カビ」という表示のある建材がおすすめ。
建築中の余ったエコカラットを袋に入れてクローゼットに置いておくのもおすすめ。
※、カビが発生することもあるので、「これを使っていれば絶対に大丈夫!」ということではありません。少しはカビが発生しにくくなる程度だと思ってくれた方がいいでしょう。

 

対策2 掃除

掃除しやすくする
浴室

タカラスタンダード社のホーロークリーンパネルがおすすめ。
鏡・タオル掛け・収納をマグネットで壁にくっつけることができます。マグネット式の物は、外すと掃除しやすく、汚くなると買い替えて簡単に交換できます。画像のように容器を吊るす収納にすると、さらにカビが発生しにくくなります。

キッチン・洗面・
洗濯脱衣室など

水が飛びやすい箇所をキッチンパネルやタイルにする。
表面に付着した水分が乾きやすく掃除しやすいです。洗濯機の裏側はカビが発生しやすいのでおすすめです。

収納方法 見せる収納が流行っていますが掃除が大変な収納方法です。見せる収納はホコリがたまりやすく、掃除をする場所が増え、掃除をする時間も増えて大変になります。掃除を楽にするのは隠す収納です。クローゼットや納戸の中に収納をすると、ホコリはたまりにくいです。

対策3 通気

空気を通すことで湿気を外に出し、表面の水分を乾かす
  • 通気性のいい「たてすべり出し窓」にする。(ウォークインクロゼット・廊下の突き当りにおすすめです。)特に、隣家に近い窓は窓を開けても空気を取り込みにくいので、たてすべり出し窓はおすすめです。
  • 対角線に2か所以上窓を配置する。

換気扇の設置

換気扇の設置はカビ対策に有効です。

  • トイレ・シューズクロゼット(臭い対策にもなります。)
  • 小屋裏収納(立ち入ることが少ないので、カビが広がってから気づくことも!)
  • 浴室(タイマー付きにすると便利です。窓は設置しないか、すべり出し窓にすると、換気扇を作動させた時に気圧を低くするのに効果的なので乾きやすいです。)
ガラリの設置 屋外収納(閉めっ放しにすることが多いのでおすすめです。)
建具の選択

クローゼットやシューズクローゼットなどの収納場所

  • 建具をつけない
    通気は抜群ですが、中が丸見えになってしまいます。
  • 通気性のある建具にする
    通常の建具よりはコストアップしてしまいます。
  • カーテンやロールスクリーンにする
    少し前から採用が増えていて、建具と比べてコストダウンになります。
  • なるべく開けっ放しにする(片引き戸や引き違い戸が、邪魔になりにくくておすすめです。)
    プライベート空間なので少し開けておくと通気します。

まとめ

カビ対策はカビの栄養分を無くし、通気・換気をすることが重要です。対策は、家を建てるときからできることがあります。建ててからでは大変なので参考にしてください。

 

こだわりふくろう
 

今回はここまでです。
次回は、住んでからできる日常生活でのカビ対策についてです。