流行りの平屋 選ぶポイントはこれ!

流行りの平屋 選ぶポイントはこれ!

平屋にするか?どうか?の選び方!こんな人に平屋がおすすめ!平屋の最大のポイントは土地。土地代が高くなります。建築費と土地代の合計の費用を考えてください。
こだわりふくろう
 

【今日のキーワード】

 土地代 ・ メンテナンス費用  

 

今回は、平屋にするか?どうか?の選び方のお話です。
平屋の家づくりができる人、できない人の分かれ目はここ!

平屋を選ぶポイント⑦

①お金がいっぱいある

元も子もない話ですが、お金がいっぱいあれば土地代も建築費も何とでもなります。

 

②広い土地がある

平屋は全てを1つのフロアにするので、2Fの分だけ土地が広く必要になります。土地の安い場所や、親から受け継いだ広い土地がある場合におすすめです。中心街などの土地代が高い場所だと、平屋にする建築費よりも、土地代で高くなりやすいです。
【例】
30坪の家は、2階建てだと半分の15坪で家は建てられる

坪単価 土地代
20万円 20万円×15坪=300万円
40万円 40万円×15坪=600万円
60万円 60万円×15坪=900万円
 

平屋だと倍の30坪の土地が必要。30坪(平屋)-15坪(2階建て)=15坪 
15坪の土地をさらに買うとすると・・・
「平屋と2階建てで高くなるのはどっち?」論争がありますが、少なくとも土地代で平屋が高くなるのは決まっています。

③浸水の心配がない

2F建てだと、大雨などで室内に浸水してきたときでも、2Fに逃げる「垂直避難」ができますが、平屋はできないので、ハザードマップなどで浸水の恐れがあるかどうかを調べてからにしてください。
※、1階の天井裏に小屋裏を作れば、実質は2階に避難したことになりますが、小屋裏にまで浸水しても逃げられるように、窓の設置が必要になります。

 

④地盤が強い

地盤が弱いと地盤改良が必要になり、工事費が余分にかかるということになります。平屋だと地盤改良する面積が増えるので2F建てよりも費用が余分にかかることになります。

 

⑤家族が少ない

家族が多いと部屋数も多くなりますが、家族が3人くらいまでなら部屋数を少なくできるので検討してもいいのでは?と思います。老後の夫婦の住みかとしてもおすすめです。家族が少ないとトイレの数も1つでいいと思うのでコストダウンにもなります。

 

⑥階段問題

これまでの②~⑤までは費用を踏まえてのお話でしたが、階段問題は健康と安全の問題です。高齢になってくると足腰が弱くなり2Fへの移動が大変ですが、平屋だと車いすでも移動ができます。2階に上がれなくなってくると掃除がおろそかになりますし、雨漏りにも気づきづらくなります。雨漏りは発見が遅れると修繕箇所と費用が大きくなってしまいます。
また、赤ちゃんがいる家庭だと階段や吹き抜けは危険です。特にスケルトンのリビング階段はさらに危険です。ベビーゲートを設置しようとすると、通常の階段よりも広い範囲の設置が必要になります。少なくとも平屋にすると階段でけがをする心配はなくなります。

 

⑦メンテナンス費用

平屋の場合は、20万円程度の足場代が不要になる場合もあります。樋の掃除だけ、コーキングだけというように、必要に応じてメンテナンスが行えます。また、寄棟屋根や方形屋根にすると外壁の高さをおさえられて足場代のコストダウンがしやすいです。平屋のメンテナンスはいいことずくめです。

 

ここまでを踏まえたうえで、平屋にするか?2F建てにするか?を決めると、後悔のない家づくりができると思います。

 

参考:平屋 vs 2 階建!決めるときのポイントを解説!

平屋と2階建ての建築費用について

「平屋は2階建てに比べて屋根と基礎が増える分だけ高くなる」という話を聞きますが、ちょっと待ってください。
そんなに簡単な事ではないです。

高くなる費用 屋根と基礎:面積が増えるから費用も増えます。
安くなる費用 外壁と窓:だいたい3/4になります。
無くなる費用 階段:1フロアだから階段の費用は¥0です。また、階段の分だけ建築面積は減ります。

つまり、高くなるものもあれば、安くなるものもあります。

平屋だからしてほしいこと!

中庭

日当たりが悪くなりがちな平屋も中庭で解決!2階建てに比べて屋根の位置が低いから日当りは抜群!

斜め天井

平屋でも高い天井は可能!思い切って斜め天井にしてみては?正面はお庭、上は高い天井にできるのは平屋だけ!

大空間

平屋は上のフロアを支える必要が無いから、2階建てに比べて大空間を作りやすいです。思い切って大空間のLDKを作ってみては?

エリア分け

2階建てだと1階をお客様が来るパブリックゾーン、2階を家族が使うプライベートゾーンといったようにフロアごとで分けることができますが、平屋だと難しくなります。しかし、そこは建築士(設計者)の腕の見せ所!平屋でも分けることはできます。

ロボット掃除機

1フロアだとロボット掃除機が活躍しやすいです。

まとめ

平屋にも2階建てにも、それぞれメリットとデメリットがあります。家づくりのポイントは、メリットとデメリットをきちんと理解したうえで、建築士(設計者)と相談をしながら納得の家づくりをすることだと思います。

こだわりふくろう
 

今回のお話はここまでです。