まだまだある!トイレの決めごと②

まだまだある!トイレの決めごと②

毎日使うトイレ!小さな「イラッ!」がないように、たくさんの決め事の手助けになります。失敗しないトイレづくりにお役立てください。照明・換気扇・手洗い収納等・・・
こだわりふくろう
 

今回もトイレについてのお話です。

 

今日のキーワード

まだまだあります

決めることは、まだまだありますので、参考にしてください。

決めること②

照明

ダウンライト

天井に埋め込むタイプ、圧迫感がなくシンプル。狭い空間におすすめ。
照明が切れたときの交換は、資格が必要なタイプが多い。

シーリングライト 天井に取り付けるタイプ、種類が豊富。取り付けや交換が資格が無くてもできるのでコストダウンになる。ホコリが器具に溜まりやすい。
ペンダントライト 天井から吊るすタイプ、存在感があり種類が豊富。おしゃれにするなら要チェック!ホコリが器具や線に溜まりやすい。

※、照明の消し忘れが多い家には、センサー式がおすすめ。待機電力は月に15円程度でしょう。

換気扇

トイレに24時間換気を付ける家が多いです。
24時間換気をトイレに付けない場合は、「換気扇遅れ停止スイッチ(窓のないトイレ用)」がおすすめ。スイッチONで照明と換気扇を同時に可動し、スイッチOFFで照明はすぐに消えても、換気扇は一定時間の経過後に自動でOFFのなります。また、換気扇の取付け高さは、換気扇の掃除やフィルターの交換ができる高さがおすすめです。少し前から目にするようになっているのが、便器の周囲に換気扇を取付けることです。メリットとしては、臭いの元がトイレだから、その近くに設置して臭いを広げないこと、湿気は下に溜まるし、ホコリを外に排出しやすいこと、さらに、掃除がしやすいことです。一般的には高い位置に設置しますので、低い位置(便器の周囲)に設置したい場合は、高さの指定を忘れないようにしましょう。

 

手洗い

トイレ一体型

トイレタンクの上に手洗い器が付くタイプ。費用が安く、場所をとらない。
水はねに注意。

手洗い独立型 トイレ内に手洗い場を設置するタイプ。手が洗いやすくなりますが、設置場所が必要なため、1畳のトイレでは少し窮屈になる場合がある。ボウルが小さいタイプは水はねで壁や床を汚しやすいので注意。
トイレ外洗面型

トイレ外で近くに洗面器を設置するタイプ。玄関の近くにトイレを配置する場合には、帰宅時の手洗い場所としても使えるなど、トイレ以外の用途と併用する場合におすすめ。
トイレの後に、手を洗わずにドアノブを触るのを嫌がる人もいますので、家族でよく話しあって決めましょう!

※、タオル掛けも忘れずに!通気性の悪いトイレだと、濡れたタオルで壁にカビが発生することがあります。

トイレ一体型

手洗い独立型

トイレ外洗面型

収納

トイレットペーパーや掃除用具を収納します。

吊り戸棚

ドアの上やトイレタンクの上に設置します。
※、取付け位置が高いので、お子さんの手の届く位置に予備を切らさないようにしておく必要がある。

ニッチ収納 壁を凹ませて収納を設置。奥行きが10㎝程度のため、多くの収納量は期待できないが、室内空間がスッキリする。
壁内収納 ニッチ収納に扉を付けるタイプ。扉がないタイプでも、壁内収納と呼ぶこともある。
キャビネットタイプ キャビネット(収納するための箱型の家具)を設置。収納力はあるが、場所をとるので1畳よりも広いトイレにおすすめ。

 

トイレマットとスリッパ

洋式が普及し、男性が座って用を足すようになり、尿が飛び散らなくなったので、マットやスリッパをおく家は減っています。マットとスリッパをなくすには、男性陣の協力が必要です!

 

コンセント

トイレ用 入り口から見て、トイレのタンクの奥に隠れるように配置すると、目立ちにくくなる。
その他用 「何かあったときのために予備で1つ付けた方がいい。」と言われて予備用のコンセントを付けたけど、我が家には今のところ「何か」はない・・・。掃除機は、ロボット掃除機やコードレスタイプが多いし、「何か」があった場合は、近くのコンセントから延長コードを使って「何か」に対処してもいいかも。予備を付けなければ、コストダウンに。

手摺

若いときは不要でも、年をとってくると必要になります。でも、付けたくないという人は、手摺の取付け用の下地だけを設置してもらって、必要になったら手摺を付けてはいかがでしょうか。図面に記載して、保管しておくと取付けの際に役立ちます。
※、手摺を壁(プラスターボード)に取り付けて使っていると、とれる場合があるので、壁の裏に木などのビスの効きのいい下地に手摺を取り付けると安心して使えます。追伸、ボードアンカーでは頼りないですよ。

【手摺と便器の距離】

 

    

 

 

 

こだわりふくろう
 

便器の中心部から手摺までが40㎝くらいが

使いやすいよ。

ドア

片開き 安くて耐久性に優れるが、内開きにすると、1畳のトイレでは使いづらいし、もし、トイレ内で人が倒れたら、ドアが開けられなくなる。外開きにすると、人にあたる場合があるのでおすすめしづらい。
片引き 片開きのデメリットを解消できるけど、ドアとドアの引き込み分のスペースが必要。老後や車いすでの使用には便利。

※、カギを設置することを忘れずに!明かり窓も付けると使用時には分かりやすい。

片開き

片引き

明かり窓

騙されるな!

「タンクレストイレは、災害のときには使えなくなる!」 
こんな話を聞いたことがあります。停電や断水のときに、水が流せなくなるということです。大丈夫です!停電時には、手動のレバーがあったり、バケツに水をくんで直接流すことができるものがあります。参考までに各メーカー名にリンクを貼っておきますので、確認してみてください。
TOTO  ・パナソニック  ・リクシル

 

注意!

トイレと浴室を画像のように1つの空間に設置する家があります。確かにおしゃれですが、注意してください。
このような場合に、家にトイレが1つしかないと、入浴中にはトイレが使えなくなりますので、もう1つトイレが必要になります。それから、1階にこのようなトイレを設置した場合は、来客時には2階のトイレを使ってもらうようになりますのでご注意を!

まとめ

玄関やリビングをこだわる方は多いですが、トイレをこだわる方は少ないような気がします。
毎日、必ず使うトイレをこだわってこそ、素敵なお家ができると思いますので頑張ってください。

 

こだわりふくろう
 

長くなりましたが、トイレのお話はこれで終わりです。