追加料金¥0!?ビニールクロスの仕上げ方

追加料金¥0!?ビニールクロスの仕上げ方

ビニールクロスのめくれ防止・地震対策・収縮対策に役立つのがジョイントコークです。職人さんによってもバラバラなジョイントコークの正しい使い方とは!一般の方でも修繕に使えます。
こだわりふくろう
 

【今日のキーワード】

 正しい使い方 ・ めくれ防止 ・  地震対策 ・ 収縮対策  

 

今回は、ビニールクロスの仕上げ方で、ジョイントコークの使い方にしぼったお話です。
ジョイントコークは2通りの用途で使われています。
ビニールクロスの仕上がりを長年にわたってよくする用途と、職人さんのミスを隠そうとする用途です。

ジョイントコークの正しい使い方

ジョイントコークとは、ヤヨイ化学工業が販売していて入隅・端部に使用する内装用のコーキング材です。
水溶性(水がかかる箇所はダメ)で伸縮性があり、ビニールクロスのめくれ防止に使います。

正しい使い方

天井と壁の境と壁の入隅 端部からのめくれを防止することと、隙間を隠すために使います。
枠との境 建具や窓の枠とビニールクロスとの境に使います。こちらも同様に端部からのめくれを防止することと、隙間を隠すために使います。

ポイント①

ビニールクロスや木の収縮により、ビニールクロスの端部に隙間ができることがあります。ジョイントコークには伸縮性があり、少しくらいの隙間なら、ジョイントコークが伸びて隙間を隠します。しかし、隙間が大きくなってくると、ジョイントコークが切れて隙間が見えてきます。ジョイントコークは、ホームセンターやネット通販で、数百円で販売していますので、購入して自分で補修することができます。失敗しても、乾燥する前だったら拭き取ることもできるので、案外簡単です。

ポイント②

壁の入隅は、白色のビニールクロスであれば、入隅でビニールクロスをあえてカットし、ジョイントコークをいれることをおすすめします。木の収縮が壁の左右で違う場合や地震の揺れなどで、入隅にシワができたり破れたりします。前もってカットしておくと、ジョイントコークが切れるだけなので修繕が簡単です。(地震対策・収縮対策

注意点

ジョイントコークは乾燥しても少しだけ粘着性があるので、ホコリがたまりやすい箇所に使用すると、ホコリが付着して掃除がしづらいです。無理にホコリをとろうと水分を含んだ雑巾で拭きすぎると、ビニールクロスのめくれにもつながります。つまり、ジョイントコークを使用する場所は、ホコリのたまりにくい箇所がおすすめです。

階段はどうする?

ササラの場合(巾木が斜め)

巾木の色が白色の場合は、ホコリが目立つのでジョイントコークは特にしない方がいいでしょう。茶色などの色がついている場合でも、しない方がいいでしょう。

イナヅマの場合(巾木が段々)

水平面と垂直面が近い位置でいきかいますので、ジョイントコークを水平面はしない、垂直面はするだと違和感があるので、どちらもジョイントコークはしない方がいいと思います。

 

窓の上

ホコリがたまりやすい箇所なので、ここまでの話ではジョイントコークをしないでもよさそうですが、普段目につかない箇所であれば、めくれ防止を優先して、ジョイントコークをいれてもいいと思います。

 

色・柄

ジョイントコークの色は多数ありますが、ビニールクロスの色の方が多いですし、柄物もあります。ジョイントコークの色がビニールクロスに合わない場合やビニールクロスが柄物の場合は、入隅でカットしてジョイントコークを入れると、ジョイントコークが目立って変です。こういった場合は、ジョイントコークをいれない方がいいでしょう。

おまけ

腕に自信のある職人さんで、「ワシは下手な職人とは違うから、隙間が無いようにビニールクロスをカットする。ジョイントコークは必要ない!」という方がごく一部にいますが、そんな場合はこう聞いてください。「ビニールクロスや木の収縮でも隙間はできませんか?めくれ防止はどうするんですか?」と。

まとめ

以上のことは、追加料金なしでしてくれると思います。私は建築業界に25年以上いますが、「追加料金がかかった」ということは聞いたことがありません。
インスタグラムには、「ビニールクロスの仕上げ方(依頼書)」を掲載していますのでご活用してください。

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是非、お立ち寄りください。

 

こだわりふくろう
 

今回のお話はここまでです。